ワールドカップ日本代表メンバーに選ばれた上田綺世と渡辺剛が所属するオランダの名門フェイエノールトは、7日にロビン・ファンペルシー監督の解任を発表した。
42歳のファンペルシー監督は、現役時代はオランダ代表として活躍した元スター選手。
2025年2月から古巣でもあるフェイエノールトの監督を務めてきたが、契約途中での解任が決まった。
今シーズンのフェイエノールトは上田が得点王になる活躍を見せたものの、2位に終わっていた。
新テクニカルディレクターのデイヴィ・リゴーは「徹底的な内部分析を行うなかで、プレースタイルの変遷や、ヨーロッパリーグとエールディヴィジの両方における勝点の減少傾向などを考慮した結論として、新監督で来シーズンをスタートするのが最善」などと説明している。
浮き沈みが激しかったシーズンとなったフェイエノールトは、首脳陣を刷新。上田と渡辺の獲得に尽力したテクニカルディレクターのデニス・テクルーセはすでに退任が決定(メキシコのモンテレイへ)。また、GMも新任されるなか、指揮官の交代にも至った。
現地紙は「新GMと新TDは関係者や選手と話し合い、データも活用した結果、ファンペルシー監督はもはやフェイエノールトを次のレベルに引き上げられる指揮官ではないという結論に達した」としている。
2位となった今シーズンはチャンピオンズリーグ出場権を獲得したものの、指揮官に対する批判も多く寄せられた。ELと国内カップ戦で早期敗退となったほか、ファンペルシー監督はシーズン前にキャプテンだったクインテン・ティンバーと仲違いし、彼はその後マルセイユへ移籍。今シーズン加入したセム・スタインが新キャプテンに任命されたものの、シーズン中にキャプテンを変更する事態になったことも状況を悪化させたとのこと。また、指揮官が衝突した選手は、ティンバーだけではなく、複数の選手ともうまくいっていなかったという。
フェイエノールトは2024年夏に招聘したものの、翌年2月に解任したブライアン・プリスケ前監督に総額1000万ユーロ(約18.4億円)ものコストがかかったほか、ファンペルシーにも違約金を支払うため、かなりの出費になるとも。
新監督は今後数週間のうちに指名される見込み。2024年夏までフェイエノールトを率いたアルネ・スロット監督は、先日にリヴァプールの指揮官を解任されたばかり。
ただ、「スロットがフェイエノールトに戻ることはない。それはもう終わったこと。彼はフェイエノールトにとって選択肢にはならない」と伝えられている。
後任候補には、佐野航大と小川航基が所属するNECのディック・シュローダー監督らが浮上。NECは今シーズンのオランダ1部で3位に躍進したが、シュローダー監督は2028年までの契約があるため、フェイエノールトが引き抜くには違約金が必要になる。
筆者:井上大輔(編集部)
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