先日行われたワールドカップ2026のグループステージ第1節で、イラク代表を相手に4-1と勝利を収めたノルウェー代表チーム。大会を非常にいい形でスタートさせた。
その試合で見事な活躍を見せたのはノルウェー代表のエースストライカーであるアーリング・ハーランド。29分と43分にゴールを決め、その圧倒的な得点力とアスリート能力を証明してみせた。
『BBC』は、そんな彼のユニフォームに注目したトピックを伝えていた。マンチェスター・シティで長く中心選手としてプレーしている彼は、クラブでは「Haaland」のネームをユニフォームの背中に入れている。
ただ、彼はノルウェー代表チームでプレーする際、自身のユニフォームの背面に「Braut」という名前を刻むことを決断した。このイラク戦でも彼の背中には「Braut Haaland」と書かれていたことに気づいたファンは多いはずだ。
実は、この「Braut」は母が持っている名前。マンチェスター・シティでは、父アルフ・インゲの姓である「Haaland」のみを使用しているが、ナショナルチームの活動においては、母グリ・マリタ・ブラウトの姓も含めることを選択したのである。
ノルウェーの文化においては、姓の中に父方と母方の両方の名前を入れることは一般的である。父アルフ・インゲ・ハーランドはかつてプレミアリーグで活躍した名選手であり、母のグリ・マリタ・ブラウトもかつて七種競技のエリート選手として知られたアスリート一家だ。
アーリング・ハーランドはキャリアの初期、レッドブル・ザルツブルクやボルシア・ドルトムントに所属していた頃、この二つの姓を合わせた名前で呼ばれていた。しかし、ドルトムントでのプレー中、そしてマンチェスター・シティへの移籍を機に、ユニフォームからは「Braut」の文字が消えていた。
ハーランドは、ワールドカップに向けたメディア用の自己紹介においても、自身の名前を「アーリング・ブラウト・ハーランド」と発音している。
ノルウェー代表で使っているユニフォームには、ハーランドが心に抱いている「自身のルーツへの感謝」が詰まっているのだ。
筆者:石井彰(編集部)
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