J1ジェフユナイテッド千葉は4日に千葉市内のユナイテッドパークで公開練習を実施。先月28日にアトレチコ・ゴイアニエンセ(ブラジル)からの加入が発表されたMFマテウス・インディオが移籍の経緯などを明かした。

デリキは「もう一人の代理人」

明治安田J1百年構想リーグを最下位で終えた千葉。J1残留が至上命題となるなか、インディオは強い覚悟を持っている。

「ジェフのユニフォームを着るからには最大限の力を見せないといけない。泥臭く、力強く、ハードワークをして、プレーしないといけません。そのために最善の準備をして、みんなの前でいいプレーをすると約束します。もちろん自分だけの力だけではなく、みんなの力も借りて目標を達成したいです」

画像1: 写真:浅野凜太郎

写真:浅野凜太郎

インディオは母国ブラジルをはじめ、これまでポルトガルやセルビア、中国でのプレーを経験してきたボランチだ。183センチとサイズもある選手で、この日のトレーニングではパワフルなボール奪取や、ロングボールでの配給を披露。アンカーにも対応できる万能型だ。

「常にボールに関わるというか、守備のときは守備をして、できればペナルティエリアに侵入してゴールも決めたいです。それは一つの武器ですし、自分はパスも持っていると思っています」

26歳というサッカー選手として脂ののっている時期に、千葉への加入となった。一番の決め手は、千葉とアトレチコ・ゴイアニエンセの“先輩”であるFWデリキの言葉だった。

画像2: 写真:浅野凜太郎

写真:浅野凜太郎

「デリキはブラジルのブラザー、兄弟です。彼に一番洗脳されたというか(笑)。『ジェフがいいよ』と、ここへの移籍を強く勧めてくれました。クラブはもちろん。クラブに関わる人たちもいい人ばかりだし、街もすごくいいところ。『目をつぶってでもジェフに行くべきだよ』と言ってくれました」

デリキは、千葉が17季ぶりのJ1復帰を成し遂げた2025年シーズンにアトレチコ・ゴイアニエンセから期限付き移籍でやってきたアタッカー。度重なる負傷などによってリーグ戦5試合無得点の活躍に終わったが、この街で受け取った確かな愛を“後輩の” インディオに伝えていた。

インディオは、ジェフからのオファーがあった際に、代理人も同じだというデリキへ相談。「彼を心の底から愛していますし、きっと墓場まで連れていく大好きな選手の一人です。彼の言葉がなければ(この移籍は)進まなかった。彼がもう一人の代理人というか、仲介人だと思っています」と、尊敬するブラザーの言葉が日本行きを後押しした。

画像3: 写真:浅野凜太郎

写真:浅野凜太郎

今夏に北中米で開催されたFIFAワールドカップでの日本代表の試合も観ていたことなどから、いつかJリーグでプレーしてみたいと思っていた。また、「ジェフが自分を獲得する際に掲げてくれたプロジェクトに感銘を受けた」と今回の移籍が決まり、家族も喜んでいるという。

千葉は今月8日にアウェイでサンフレッチェ広島とのJ1開幕戦を迎える。背番号25を背負うインディオのデビューも期待される。

「夢がかなったという気持ちです」と白い歯を見せたインディオは、「ジェフの印象として、クオリティの高い選手がそろっていると練習をしてみて感じました。レベルの高い外国人選手たちもいて、失敗はないだろうなという感覚です。目標を成し遂げることができると思っています」と自信を口にした。

取材・文・写真=浅野凜太郎

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