愛知・名古屋アジア競技大会で、日本は卓球男子団体で中国を下し、60年ぶりとなる歴史的優勝を掴んだ。
だが、その快挙に貢献した張本智和と松島輝空は、個人戦ではベスト4に勝ち残れず…。
特に世界ランキングで4位の張本は、同ランキングで344位のイラン選手に敗れる波乱となった。
卓球王国の中国でも「日本男子全滅」と話題になっている。
そうしたなか、オリンピックで通算4個の金メダルを獲得した中国女子卓球界のレジェンドであるデン・ヤピンは、『Migu Sports』でこう指摘していた。
「若い選手たち(張本と松島)にとって、中国に勝てたことは間違いなく予想外だった。
どうすれば中国に勝てるかばかりを考えていたはず。実際に勝利した後、彼らは感情を抑えきれず、喜びを過剰に爆発させてしまった。
感情を過剰に爆発させてしまったら、翌日の試合はどう戦うのか?
ベテランというのは感情のコントロールが自在にできる。熟練というのは、喜びすぎず、落ち込みすぎず、自分の感情をしっかりとコントロールすること。
休むべき時はすぐに戻って休んで眠らなければ、十分な体力を保てない。
松島は興奮しすぎていた。翌日の試合では間違いなく体力が持たなかったはず。(松島に勝った)中国選手は男子団体での敗北に闘志を掻き立てられた。
張本は団体戦ではすばらしかったが、シングルスで見せたレベルとはかなり差があった。
彼は中国に対して万全の準備を整え、中国に挑むという心構えで臨んでいた。
しかし、シングルスではその心構えが変わってしまい、相手についてもそれほど研究していなかった」
松島は19歳、張本も23歳とまだ若く、勝利に喜びすぎたことが敗因と指摘していたようだ。
なお、張本と22歳の篠塚大登は、男子ダブルスで中国コンビに敗れて、惜しくも銀メダルとなった。
筆者:井上大輔(編集部)
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