佳境を迎えている愛知・名古屋アジア競技大会。
柔道女子の70キロ級は、日本の前田凛が優勝を収めた。
中国のタン・ジンと対戦した準々決勝では異例の判定が下される事態になった。
前田が組み技で相手を抑え込もうとした際、タン・ジンは左腕に嚙みついたのだ。31歳のタン・ジンはこの噛みつき行為によって、反則負けを宣告された。
本人は判定に不満げだったものの、前田の腕には噛み痕がはっきりとついていた。
前代未聞の出来事だったが、中国の主要メディアや、中国のSNS微博では控えめな取り上げ方しかされず、中国国内では「世論の関心を薄めるような情報操作が行われたのではないかという憶測を呼ぶことになった」という。
「一部の個人メディアは、この事件を『誤って噛んだ』と表現しようとしたり、日本での大々的な報道を『煽り』だと疑問視したり、判定には依然として議論の余地があると主張しようとした。
しかし、こうした主張は中国のネットユーザーから全面的な支持を得てはいない。
多くのコメントでは、映像や歯型が極めて明確であり、もはや『事故』として片付けることは難しいと指摘されている。
また、『こういうことは無理に隠蔽できない』『判定に問題はない』『あまりに恥ずかしい』といった批判もあり、中国のSNSでも、擁護できない行為と考える人が少なくないことが示されている」
タン・ジンはコーチ兼選手として、後輩たちから姉貴的存在として慕われる存在だとか。
ただ、今回の行為は国内からも批判を浴びているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
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