初めてとなるJ2のステージで、じわりじわりと順位を上げている清水エスパルス。
先週末に行われたモンテディオ山形戦では、復帰戦となった大前元紀がゴールをあげ3-1と勝利。エースの復活とともに、これからさらに順位を上げてきそうだ。
大怪我から復帰の清水FW大前、95日ぶりの実戦はマンガのように劇的だった! https://t.co/eJNldMWBPq pic.twitter.com/RaRCpK58N6
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年9月14日
そんなこの試合では、前半に試合の流れを大きく変えるビッグプレーがあった。
0-0で迎えた25分、清水のGK植草裕樹が気迫のこもった三連続セーブを披露したのだ。
山形の猛攻を…止める!止める!!止める!!!
アルセウのミドルシュートこそ弾く位置が少し中途半端になったが、その後は林陵平と鈴木雄斗のシュートを気迫でセーブし、危機を脱した。
植草は1982年生まれの34歳。
早稲田大学を経て川崎フロンターレに加入するも出場機会に恵まれず、その後は山形やヴィッセル神戸を経てV・ファーレン長崎に。そしてこの7月末、長崎から清水に完全移籍を果たした。
10年以上のキャリアがありながらリーグ戦での出場はわずか40試合ほどという苦労人であるのだが、清水移籍後は4試合連続で先発出場しており、この日もチームの勝利に貢献している。
試合後、植草はこの三連続セーブについて「自分も必死でしたが、止められて良かったです。相手の体勢を見ると(シュートコースが)分かるときがあるんですが、そういう状態だったと思います。全部はきれいに覚えていないですけど、ボールへの入り方とかでこっちにしか蹴れないなとか感じながら」とコメントしている。
J1昇格に向けこれから正念場を迎える清水にとって、キーマンとなるかもしれない。