2月27日から3月1日にかけて行われたAFCチャンピオンズリーグのグループステージ第2節。
白星スタートとなったJリーグ王者の鹿島アントラーズは、敵地でムアントン・ユナイテッドと対戦し2-1で敗れてしまった。
そんなこのゲームで注目を集めたのは、今年7月から北海道コンサドーレ札幌に加入することが決定しているMFチャナティップ・ソンクラシン。
「タイのメッシ」と呼ばれる東南アジア屈指のドリブラーは、鹿島のDFを翻弄して見せた。
0-0で迎えた11分、味方選手からのパスを受け取ったチャナティップ。
身軽なフットワークで永木亮太のプレッシャーを簡単にかわすと、ゴールに向かってドリブルを開始。結局ペナルティエリアの前で倒されるものの、その敏捷性は才能の片鱗を感じさせるものだった。
チャナティップは1993年10月5日生まれの23歳。身長157cmと非常に小柄ながら、今後が期待されるアタッカーだ。
直後にはパスからチャンスも演出。
試合後、鹿島の石井正忠監督はチャナティップの印象を問われ、「非常にテクニカルで体のキレのある選手だな、という印象です」とコメント。Jリーグ王者にこれだけやるということは、ひょっとしたらJリーグでも大暴れするかもしれない。