ゴールデンウィーク最初の土日に行われたJリーグの各試合。
中村俊輔と小野伸二による顔合わせで注目されたジュビロ磐田対北海道コンサドーレ札幌のゲームは、2-2で終了となった。
小野は82分から途中出場を果たしたものの、中村は腰痛が原因で欠場に。しかし、この一戦では中村ではない磐田の選手がフリーキックを直接沈めた。
その選手とは、上田康太!
1-2とリードされ迎えた65分、ゴールまで25m近い距離から左足を振り抜くとボールはトップコーナーへ。狙いすましたシュートに、195cmの大柄GKク・ソンユンは宙を掴まされた。
チームキャプテンでありながら開幕からベンチに座るケースが多く、その後は肉離れで離脱していた上田。この日も途中出場となったが、得意の左足でチームを救ってみせた。
今季のプレースキッカーはもちろん中村だが、昨シーズンまで磐田では上田が蹴るケースも少なくなかった。
昨シーズンの2ndステージ、ベガルタ仙台戦では素晴らしいフリーキックを決めており、上田のJリーグでの得点はおよそ半年ぶりである。なお、このゴールはJリーグの「月間ベストゴール」にも選ばれている。
磐田の名波浩監督は「今日はボールの収まりも良かったし、ウォーミングアップ後すぐだったので体が温まっていたと思う。ゲームの中心にいたんじゃないかな」と上田を評価し、フリーキックについては「セットプレーは先週、今週とあまり良くなかったので、しかも左アングルだったのでちょっと難しいかなと思ったが、昨季の最終節(仙台戦)と同じようなボールの軌道でねじ込んでくれた」とコメントしている。