4日目の第2試合目、ザンビアとチュニジアの1戦。
Zambia
Tunisia
ザンビアは大会前、チュニジアに性格が似たチームである韓国と親善試合を行っている。つまりこの初戦に賭けているということだ。ちなみに試合は4点を奪って快勝している。
韓国戦が自信になったのかはわからないが、この試合の序盤を圧倒的に支配したのはザンビアであった。やることは徹底している。しっかり守って長いボールを入れ、身体能力が高い前線の選手に預けて、仕掛けて点を取る。気をつけることは、引きすぎないこと、前線の選手も守備をサボらないこと、仕掛けるといっても独り善がりにならず少人数で連携をすること。
単純な手法だが、アフリカの中では身体能力が高くないチュニジアにはこの戦術は効いた。そして19分、ムレンガのポストからシャマンガが強引にキープしリターン、スペースに走りこんだムレンガが再びパスを受けてシュート、先制点を奪取したのである。
だがチュニジアも黙ってやられてはいなかった。反撃をする手法として講じたのが「前線からプレスをかけ、相手の攻撃陣にいいポールを入れさせない」こと。これを実行することで、前半30分を過ぎたあたりからは徐々にチュニジアも押し返していった。そして40分、左サイドのムサクニのドリブル突破からパスが繋がり、ダワディがシュートを決めて同点に持ち込む。
これで試合は1-1。追いついたチュニジアが勢いそのままに畳み掛けるかと思われたが、試合は以降も互角の内容を見せることとなる。前述の手段は講じたものの、チュニジアは依然としてザンビアの前線に苦戦していたのだ。プレスしているといっても、100%ボールを繋がれない事はありえない。時折ザンビアの前線にボールが入れば、一気に押し返されてしまう。そのためチュニジアは、戦術は機能させながらも攻め続けることが出来なかったのだ。
ザンビアは最初から最後まで変わらなかったが、攻撃の武器としていた前線の個人の能力が、後半は「チュニジアに主導権を渡さない」という守備の武器として機能した。個人で打開できる選手がいるということがどれだけ大きなメリットがあるかということを、この事実は改めて認識させてくれる。
試合の結果は、後半には点が入らず1-1でのドローとなった。内容からいえば妥当な結果だといえよう。
ザンビア 1-1 チュニジア