続いて行われた第2試合は、開催国アンゴラにとって決勝トーナメント行きの可能性を残すために勝利が要求されるマラウイとの1戦だ。
Angola
Malawi
この試合に向けてアンゴラが練った策は適切だった。マラウイはアルジェリア戦で大勝していたが、最終ラインがプレッシャーに弱いという傾向も見て取れた。その性格を存分に利用したのである。
アンゴラは前線からプレスをかけてマラウイのミスを誘い、前節も活躍した右サイドのマビナを中心にチャンスメイク、試合の主導権を握った。しかしなかなか決定的なチャンスを得点に繋げることが出来ない。しかも前半途中にジウベルトが負傷したためマビナが左サイドに移ると攻撃が機能しなくなり、押し返されてピンチを迎えることもあった。
しかしアンゴラはハーフタイムにしっかり修正してきた。48分には左に移ったマビナがサイドバックを引き出し、空いたスペースにジャウマが飛び出す連携でマラウイを崩した。そこから入ったクロスをフラビオがヘディングでゴールに叩き込み、先制点を奪取。このジャウマとマビナの二人はハーフタイム終了後にずっと話し込んでおり、その成果が出たのかもしれない。さらに54分にもマラウイのバックパスのミスを利用し、マヌーショが追加点をあげてリードを広げた。
マラウイも、2バックにも見えるパワープレーでアンゴラ対マリ戦の再現を目指したが、アンゴラは人数をかけた厚い守りで崩されまいと奮闘。カウンターも忘れず押されっぱなしになることも防ぎ、結局2点差を守りきりマラウイを退けた。
この記事だけを見るとマラウイが悪かったように見えるが、決してそうではない。前半にボールを繋げないと見るや技術があるカンウェンドをボランチに移して4-2-3-1にした応用力、前線の個人技、最後の思い切った攻めと、なかなかのプレーを見せていた。しかしそれでカバーできないほど、最終ラインのプレスに対する弱さがネックになったということだ。
ただ、勝ったアンゴラも浮かれてばかりはいられない。この試合で交代したジウベルト、フラビオ、ジャウマはすべて負傷交代。第1節で足を痛めたデデーを加えると4人が離脱してしまった。さらにステウヴィオが累積警告で次節のアルジェリア戦は出場停止。負傷者が1人も戻ってこられなければ5人が不在となる。特に攻撃的な中盤の選手が3人も使えないというのは致命的だ。
負けなければ突破確定。負けても突破の可能性があるとはいえ、安閑としていられる状況でないことは確かだろう。
アンゴラ 2-0 マラウイ