EURO2008を制し、欧州王者となったスペイン。代表チームはW杯イヤーとなった2010年も3ヶ月連続でFIFAランク1位をキープしている。そんなスペイン代表のデータを整理していて、改めて強さの秘訣を発見してしまった。それは、 “1分以内に2点取る”ということである。

「どういう意味?」と思うかもしれないが、スペイン代表は文字通り1分で2点を取るチームなのだ。例えば、2009年11月18日のオーストリア戦。この試合は5-1でスペインが勝利しているが、得点経過は以下の通りである。

10分 セスク
20分、45分 ビジャ
56分 グイサ
57分 パブロ

グイサが56分、パブロが57分にゴールを奪っているがたまたまではない。スペイン代表が1年以内に行った試合は15試合あるが、1分以内に2得点を挙げた試合が5試合ある。

最近1年間でスペイン代表が1分以内に2点奪った試合
2009年6月28日 南アフリカ戦
(コンフェデレーションズ・カップ)
グイサ (88 分 ,89 分 )
2009年8月12日 マケドニア戦
(親善試合)
ピケ (55 分 ) 、リエラ (56 分 )
2009年9月5日 ベルギー戦
( 2010 年 W 杯予選)
ビジャ (49 分 ) 、ピケ (50 分 )
2009年10月14日 ボスニア・ヘルツェゴビナ戦
( 2010 年 W 杯予選)
ピケ (13 分 -PK) 、シルバ (14 分 )
2009年11月18日 オーストリア戦
(親善試合)
グイサ (56 分 ) 、パブロ (57 分 )

「強豪国なら珍しいことではない」という声があがるかも知れない。しかし、同様に1年以内の比較を行った場合、前回W杯王者のイタリアですら1試合。コンフェデレーションズカップ優勝、W杯本命のブラジルにいたっては0試合である。

この強さの要因となっているのが、どこからでも得点が取れる現状にある。先にあげた5試合でもDFのピケが3点、MFのシルバ、パブロ、リエラで3点、FWのビジャ、グイサで4点と満遍なく得点が取れているのだ。

今回は詳しくその戦術や得点パターンを分析することは控えるが、3ヵ月後に控えたW杯でスペイン代表はどの様な戦い方を見せてくれるのか今から楽しみである。