川崎フロンターレ対FC東京、通称「多摩川クラシコ」が 4月4日(日)の16時にキックオフされる。
海外サッカーに親しみのあるファンであれば「クラシコ」という名に大きな違和感を覚えることだろう。「クラシコ」といえば、スペインのレアル・マドリード対バルセロナの「エル・クラシコ」、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズ対リーベル・プレートの「スーペルクラシコ」が有名だ。どちらのカードも非常に長い歴史を持ち、まさにその国を代表する「伝統の一戦」といえる。それに比べると、川崎とFC東京は日本のクラブの中でも歴史が浅く、素直に「多摩川ダービー」にしておけば良かったのでは?と感じてしまう。ただ、川崎とFC東京、両クラブ関係者は、お互いが切磋琢磨し、将来的に「クラシコ」の名に相応しいクラブとなってJリーグを盛り上げていけるよう、あえて「クラシコ」という重い名を選んだようだ。
開催日 | カテゴリー | 会場 | ホーム | スコア | アウェイ | 入場者数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1999年4月4日 | J2 | 等々力 | 川崎 |
2-2
|
FC東京 |
5293人
|
2 | 1999年5月16日 | J2 | 西が丘 | FC東京 |
0-1
|
川崎 |
3147人
|
3 | 1999年9月5日 | J2 | 西が丘 | FC東京 |
0-0
|
川崎 |
4844人
|
4 | 1999年10月24日 | J2 | 等々力 | 川崎 |
3-2
|
FC東京 |
13812人
|
5 | 2000年5月6日 | J1 | 駒沢 | FC東京 |
2-1
|
川崎 |
11229人
|
6 | 2000年7月8日 | J1 | 国立 | 川崎 |
0-3
|
FC東京 |
8036人
|
7 | 2005年7月6日 | J1 | 等々力 | 川崎 |
0-0
|
FC東京 |
13118人
|
8 | 2005年11月26日 | J1 | 味スタ | FC東京 |
1-1
|
川崎 |
24226人
|
9 | 2006年3月21日 | J1 | 等々力 | 川崎 |
2-2
|
FC東京 |
14191人
|
10 | 2006年11月11日 | J1 | 味スタ | FC東京 |
5-4
|
川崎 |
23251人
|
11 | 2007年5月6日 | J1 | 等々力 | 川崎 |
5-2
|
FC東京 |
14983人
|
12 | 2007年10月28日 | J1 | 味スタ | FC東京 |
0-7
|
川崎 |
30494人
|
13 | 2008年4月19日 | J1 | 味スタ | FC東京 |
4-2
|
川崎 |
22283人
|
14 | 2008年9月20日 | J1 | 等々力 | 川崎 |
0-1
|
FC東京 |
20729人
|
15 | 2009年5月24日 | J1 | 味スタ | FC東京 |
2-3
|
川崎 |
27851人
|
16 | 2009年8月1日 | J1 | 等々力 | 川崎 |
2-1
|
FC東京 |
21379人
|
1999年のJ2元年からの対戦成績は、6勝5分け5敗で川崎が一歩リード。
ゴール数の多さもこのカードの特徴で、1試合の平均得点は実に3.75! 点を取り合う好ゲームになることが多いためファンの期待も高く、すでにチケットは完売している。また、今年新たに両チームのマスコットを用いてデザインされたシンボルエンブレムや、公式アンセム『Get the river under control ~アノ川を制圧セヨ~』などを作成。川崎のマスコットのイルカがどう見ても鮫じゃないか!というツッコミはひとまず忘れ、今後両クラブが成長し、「クラシコ」の名に相応しいカードになっていくことを期待したい。