アルゼンチン出身FWルーカス・バリオス(ドルトムント所属)がパラグアイ国籍を取得した。母親がパラグアイ出身ということが決め手となり、2010年ワールドカップを目指す同国代表を目指すという。

バリオスは、アルゼンチン出身だが国内では芽がでず世界のクラブを転々。2008年にコロコロ(チリ)で得点王(37ゴール)となり、今季からドルトムントへ加入。ブンデス・リーガの得点王争いでは15得点(29節終了時)をあげている。

アルゼンチン出身のヘラルド・マルティノ監督はパラグアイ国内リーグで指揮したチームを次々と優勝させた名将。パラグアイ代表を率いて臨んだ2010年のワールドカップ予選では首位を長くキープするなど危なげなく予選突破を決めたが、FWのサルバドール・カバニャスが1月に銃撃されて重傷を負い、エースストライカー探しが急務となっていた。

これまでもアルゼンチン出身の選手を帰化させてきたマルティノ監督。バリオスはMFジョナタン・サンターナ(VfLヴォルフスブルク所属)、MFセルヒオ・アキーノ(リベルター所属)、MFネストル・オルティゴサ(アルヘンティノス・ジュニオルス所属)に次ぐ“4thチルドレン“となる予定だ。

ルーカス・バリオス(Lucas Ramon Barrios Arioli)

1984年11月13日 ブエノス・アイレス出身 189cm/90kg FW

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介