CL準々決勝。2nd.legではアーセナルを相手に4-1で勝利し、優勝候補筆頭の名に恥じぬパフォーマンスを見せたバルセロナ。

しかし、インテル戦を前に、バルサを率いるグアルディオラは「アーセナル戦のようには上手くいかないだろう」と冷静に分析した。

「アーセナルとの2戦は良く出来たと思っている。そのレベルを維持したいところだ」
「だが、その試合で行ったように多くのチャンスを作りたいとは思っているが、そういう展開にはならないだろうと考えている。モウリーニョに率いられたインテルは難敵だ」
「なんとか良いプレイが出来るように心掛けたいが、上手くいかない時もあるだろう。インテル相手では多くの決定機は望めないかもしれない」

今季のグループリーグで既に戦っている両チーム。バルサは1勝1分という記録を残しているが、グアルディオラは「何の参考にもならない」と一蹴した。

「もう11月から大分経っている。そこからも色々なことが起こった。彼らも大きな自信を掴んでいると思うし、過去の試合が影響を与えることはないはずだ」
「とにかく、インテルは本当に強敵であり、我々は2試合も戦わなくてはならない。だが、ゲームを支配して、可能な限りゴールを狙っていくつもりだ。だが、負けることもあるだろう。欧州でも最高のチームの一つと戦うわけだし、過去4試合を勝利しているしね(実際には5試合)」

そして、グアルディオラは敵将のモウリーニョに賛辞も送った。

「モウリーニョはイングランドで勝者となった。それだけでなく、ポルトガルでもイタリアでもだ。紛れもなく世界最高の監督であり、称賛されるべき人物だと思っている」
「彼がどのようなシステムを用いるかは予測できない。モウリーニョは聡明で、常に驚きを提供する監督だ。開始5分までに彼が考えるゲームプランを見極めて対応する必要はあるが、彼らの武器である鋭いカウンターの脅威に晒される可能性はあるだろう。前線に素晴らしいストライカーを擁しているからね」

また、今回は、アウェイチームはバス移動を強いられ、不利が予想されているが、「それは言い訳にならない」と語気を強めた。

「14時間のバス移動後にチャンピオンズリーグを戦うというのは理想的な状況とは言えないが、火山の影響によるものだからどうすることも出来ない」
「バルセロナに残り、(不戦勝により)3-0で負ける試合を見ることもできるが、我々は戦いたいんだ。だから、バスを使い、さらに、その中でもなるべく快適に過ごせるように2台で移動した」
「もちろん、バス移動で試合に挑むということは、簡単な話じゃないかもしれない。だが、2部や3部のチームは毎日のようにこの体験をしているということを忘れてはならない」

世界中のフットボールファンが注目する中、試合は、(日本時間)21日の深夜、3時45分に行われる。

※詳しい放送時間については、画面右上の「TV Guide」をチェック!

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