W杯が刻一刻と迫り、日本代表の最終メンバー23人の中に誰が入るか気になってはくるが、熾烈を極める各国の23人争いからも目が離せない。今稿では、その生き残りのために猛アピールを見せるSurviver達を紹介してみたい。

第1回のセーレン・リークスに引き続き、第2回で取りあげるのはポルトガル代表ペドロ・メンデス。ポルトガル代表屈指のアンカーだ。


Pedro Miguel da Silva Mendes
ペドロ・メンデス

予選でポルトガル代表のアンカーを務めていたペペが、12月に右膝十字靱帯を断裂。ワールドカップ本戦の出場は絶望的となった。その穴を埋めるべき存在として期待されるのがペドロ・メンデスである。

ジョゼ・モウリーニョ監督率いるFCポルトの一員として、2003-2004シーズンのチャンピオンズリーグを制覇。その後英国に活躍の場を移したが、今季の冬の移籍市場でスポルティング・リスボンに移籍。5年半ぶりの国内復帰で現在、調子は上向き。代表経験はそれほど多くはないが、予選の終盤で出場し良いパフォーマンスを見せていたのは好条件だ。


Personal Data
生年月日 1979.2.26 (31歳)
身長/体重 177cm/78kg
現所属クラブ スポルティング・リスボン
利き足

Career
YearClubApp (Gls)
1998-2003
1998-1999
2003-2004
2004-2006
2006-2008
2008-2010
2010-
Vitoria de Guimaraes
→ Felgueiras
FC Porto
Tottenham Hotspur
Portsmouth
Rangers
Sporting CP
82 (7)
31 (2)
26 (0)
30 (1)
58 (5)
39 (3)
10 (0)

National Team
YearClubApp (Gls)
2002- Portugal 5 (0)

Evaluation
Web Magazine Qoly評価

ポルトガルには数少ないワールドクラスの守備的ミッドフィルダー。豊富な運動量を活かしたハードワークが得意で、確かな守備力を備えている上、元々前線の選手であったため攻撃力も高く、常にミドルシュートを狙っている。

ペペの離脱が決定した後、カルロス・ケイロス監督はミゲル・ヴェローゾがアンカーの代役最有力候補と考えているようだが、守備力と経験値ではメンデスに大きなアドバンテージがある。ポジションの層の薄さを考えれば、本大会のメンバーに選ばれる可能性は高い。

攻撃力 ★★★☆☆
守備力 ★★★★☆
得点力 ★★☆☆☆
安定感 ★★★★☆
スピード ★★★☆☆
スタミナ ★★★★★
フィジカル ★★★☆☆
ワールドカップ出場予想値
70

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