(日本時間)今週火曜日に始まったUEFA U-17 Championship、通称U-17欧州選手権だが、同カテゴリーの最大の魅力は既に各国のビッグクラブからも熱視線が送られている才能を目にできることにある。

本家のEURO(欧州選手権)は、どうしても「どこが優勝するか」が論点になりがちだが、この大会に関しては、将来のメッシやロナウドになり得る選手達を目利きすることがサッカーファンとしての最大の楽しみと言える。

今特集では、そういった視点に立ち、将来のビッグネーム候補を紹介していきたい。

ヘセ・ロドリゲス Jese Rodriguez Ruiz

ST/OMF
レアル・マドリー所属
1993年02月26日生まれ
スペイン
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スペインA代表のビジャやペドロと同じく、カナリア諸島出身地の大器。

ストライカーとしての得点力もさることながら、ただゴールを奪うことだけに止まらない多彩なアビリティーを持ち、“ゼロ”から決定機を創造できる、ファンタジスタ・タイプと称するほうが相応しいだろう。

一瞬でトップギアに入る加速力と瞬発力を最大限に活かした、スピード感溢れるドリブル突破の破壊力は凄まじく、トップスピードでもボールコントロール精度が落ちないテクニックや相手の意表を突くトリックプレイで、あらゆる局面も打開可能。

さらに、パスセンスにも輝くものがあり、グループリーグ初戦となったフランス戦では、パコのゴールを産み出す絶妙な“フライング・スルーパス”を披露している。

やや右足に固執するところがあり、左足の精度向上は彼に課せられた課題ではあるが、同大会で1、2を争う注目株であることは言うまでもない。

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