日本時間で今晩、21時15分キックオフのイングランド戦を前に、過去2度の対戦を振り返っておこう。

■1995.6.3 Umbro Cup
GK:前川
DF:田坂、柱谷(Cap)、井原
MF:名良橋、山口、森島(81分 福田)、北澤、相馬(74分 柳本)
FW:中山(65分 黒崎)、カズ

EURO96を1年後に控えたイングランドがプレ大会として開催した「アンブロカップ」に日本が招待され、“サッカーの母国”との初対戦が聖地ウェンブリーで実現した。試合は48分、シアラーとのワンツーからアンダートンに先制弾を許した日本だったが、62分にカズのコーナーキックから、井原が歴史的な同点弾。しかし、このまま引き分けかと思われた88分、相手のシュートをキャプテンの柱谷が手で防いでしまいPK。プラットがこれを冷静に決め、日本は善戦したものの勝ち点を得るまでには至らず。柱谷は現地メディアから「ウェンブリーでバレーボールをした男」とたたえられた。


■2004.6.1 Friendly Match
GK:楢崎
DF:坪井、宮本(Cap)、中澤
MF:加地、稲本(92分 福西)、小野、中村、三都主
FW:久保(60分 鈴木)、玉田(60分 柳沢)

EURO2004を控えたイングランドとシティ・オブ・マンチェスターで対戦。序盤、猛烈な勢いで押し込んできたホームチームに対して日本は防戦一方となり、22分にジェラードの強烈なミドルシュートからオーウェンが先制点を奪う。しかし、イングランドのペースが落ちるに従って日本も自分たちのリズムでプレーできるようになり、迎えた53分、中盤でのパス回しから左サイドの三都主が抜け出し、最後は小野が鮮やかにフィニッシュ。その後も両チームに惜しい場面があったがゴールは生まれず、試合は1-1で終了。日本にとって自信のつく結果となった。


なお、今回の試合はオーストリア、グラーツのUPCアレナで行なわれる。イングランドのキャンプ地、イルドニングから程近いとはいえ、初の中立地での対戦。月曜日の韓国戦で敗れた日本代表の反発力に期待したい。

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