Argentina
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1
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1-0
0-0 |
0
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Nigeria
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エインセ |
6' |
得点者
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FIFA 選定 | Qoly.jp 選定 | |
エンイェアマ(ナイジェリア) | エインセ(アルゼンチン) |
試合をほぼ終始コントロールしていたアルゼンチンが初戦を飾った。
勝利の鍵となったのはナイジェリアの弱みを上手く突いたこと。4+4の形でゾーンディフェンスを組んでいる相手に対し、そのゾーンの間にフォワード陣が入り込んでボールを受け、前線に基点を作って押し込む。イグアインやメッシ、テベスなど「動ける」選手が揃っていたことが功を奏した。
試合開始から僅か6分で、セットプレイからエインセのヘディングが決まって先制した後はややペースを落としてプレイしていたが、戦術的な強みを生かしてゲームをコントロール。開始直後にパスミスが多くカウンターを受けたり、終盤にオープンな展開に持ち込まれピンチを迎えたのは反省材料だが、優勝候補らしい実力を見せたと言えるだろう。
一方ナイジェリアから見れば、戦術的になかなかイニシアチブを握れなかった試合であった。前半は押し込まれたことで前線にグラウンダーのパスが出せず「足元にさえボールが収まれば強力」なFWを生かせなかったし、攻撃への切り替えは明らかに弱気になってしまっていた。そして後半はそれをカバーしようと2ボランチをやや前に出すと、今度は最終ラインとの間が空き、そのスペースを徹底的に突かれてしまった。さらに終盤はオープンな展開のなかでカウンターチャンスがありながら、決定機を生かせなかった。最少得失点差でありながら、かなり失望感の大きい試合だったのではないだろうか。
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