2010FIFAW杯グループD第1節のドイツ対オーストラリアは、ドイツが4-0で制すという一方的なゲームとなた。以下は、その試合でのドイツ代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。

■No.1 マヌエル・ノイアー 【GK】 7.0

脅かされるシーンがほとんどなかったと言えばそれまでだが、ミスのない完璧なパフォーマンスを披露。今大会で更に知名度を高めそうだ。

■No.3 アーネ・フリードリッヒ 【CB】 6.0

ガルシア相手に苦戦する場面もあったが、それを除けば、文句のつけようもない。次戦以降もスタートから起用されるだろう。

■No.6 サミ・ケディラ 【CH】 6.5

故障離脱したバラックの代わりを務めるのではなく、“ケディア色”でその不在をかき消した。ゴールこそなかったが、彼の積極的な攻撃参加は今後もドイツの貴重な武器になるだろう。

■No.7 バスティアン・シュヴァインシュタイガー 【CH】 6.5

これまでの彼を知る者からすれば、この試合での地味で見せた地味なプレイスタイルには不満があるだろう。しかし、チームのために働くその姿勢は尊敬に値。

■No.8 メズト・エジル 【OH】 7.0

宝石のような左足を指揮棒に変えて、ドイツ代表攻撃陣をリード。鮮やかなスルーパスを放つだけではなく、自らもDFラインの裏への飛び出しを敢行。本大会では得点も期待できそうだ。

■No.10 ルーカス・ポドルスキ 【LH】 6.5

得点シーン以外の場面では、可もなく不可もなくのプレイに終わった印象はあるが、チームに勢いをもたらした先制点は高評価したい。

■No.11 ミロスラフ・クローゼ 【FT】6.0

26分にゴールを記録したが、その前に訪れた決定機を逸する等、本人も決して満足はしていないだろう。カカウがゴールを奪ったことでレギュラー争いも熾烈に。

■No.13 トーマス・ミューラー 【RH】 7.5

親善試合で不調であったトロホフスキに代わり、スタメンに抜擢されたミューラーだが、チャンスメイクとゴールメイクの両面でその実力を如何なく発揮。レギュラーも確保しただろう。

■No.14 ホルガー・バートシュトゥーバー 【LB】 6.0

日頃からバイエルンで見せている「大人びたプレイスタイル」は、大舞台でも不変。攻撃参加やチャレンジ意欲は希薄であったが、組織の中で良さを活かしていた。

■No.16 フィリップ・ラーム 【RB】 7.5

今大会でもその高精度の右足は火を吹きそうだ。クローゼのヘディングゴールをアシストした、正確無比のクロスは何度でも見返したいほど美しかった。

■No.17 ペア・メルテザッカー 【CB】 6.5

常に冷静沈着なそのディフェンスで、今やドイツ代表に欠かせぬ守備のリーダーへ飛翔。対ドリブラーは苦手としているが、空中戦は敵なしだ。

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