2010FIFAW杯グループD第1節のドイツ対オーストラリアは、ドイツが4-0で制すという一方的なゲームとなった。以下は、その試合でのオーストラリア代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。

■No.1 マーク・シュウォーツァー 【GK】 5.0

ポドルスキに奪われた先制点はノーチャンスだったが、2つ目の失点を生んだハイボール処理やブレイクアウェイの場面では、出足の遅さが感じられた。

■No.2 ルーカス・ニール 【CB】 6.0

「混乱真っ只中」であったオーストラリア守備陣の中で一人気を吐いていた。数えきれないほどの小さなミスを頻出していたムーアを支える仕事は一苦労だったことだろう。

■No.3 クレイグ・ムーア 【CB】 4.5

これが彼の実力なのだろうか?マーキング、ポジショニング、カバーリング等、あらゆる面で小さなミスを積襲。自身の拙いラインコントロールを棚に置き、副審のオフサイド判断に文句を言ったりも。

■No.4 ティム・ケイヒル 【ST】 4.0

彼が行ったタックルは警告を受けるに値するほどのものではなかった。だが、結果的にゲームプランを壊してしまった責任は甚大だ。

■No.5 ジェイソン・チュリナ 【LH】 4.5

ドイツの右サイドに完全に翻弄され、彼の特長でもある守備力やクレバーさは微塵も感じられず。彼を左サイドで起用した効果は最後まで出なかった。

■No.7 ブレッド・エマートン 【RH】 5.0

何度か右サイドを攻略仕掛けたが、決定機を作るまでには至らず。もっと積極的に行きたかったところ。

■No.8 ルーク・ウィルクシャー 【RB】5.5

いくつか惜しいクロスボールを上げていた点は評価に値。チーム全体のパフォーマンスは低調であったが、彼自体は決して低いものではなかった。

■No.11 スコット・チパフィールド 【LB】 4.0

ピッチ上でまったく存在価値を見せることなく、試合を終えてしまった。エジル、ミューラー、ラームの侵攻になす術がなく、オフサイドトラップの場面でも幾度となくポジショニングを誤っていた。

■No.13 ヴィンチェンツォ・グレッラ 【CH】 4.5

期待された“エースクラッシャー”は、最後までエジルを捕まえることが出来ずに、前半で交代。その役目をこれっぽっちも果たせなかった。

■No.16 カール・ヴァレリ 【CH】 5.5

異常なまでの運動量、球際での厳しさといった、自身の持ち味は発揮できていたが、チーム全体の守備が崩壊してしまっていたこともあり、その貢献度は表れにくかった。

■No.19 リチャード・ガルシア 【FT】 5.5

スピーディー且つ巧みなシュートセンスで、実力の片鱗を見せはしたが、決定的な仕事をする前に後半途中でベンチに引き上げた。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名