大会4日目に入った2010FIFAワールドカップは前回王者イタリアが登場。パラグアイを相手に先制を許すもデ・ロッシのゴールで追いつきなんとか勝ち点1を手にした。下記はパラグアイ戦でのイタリア代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。
■No.1 ジャンルイジ・ブッフォン 【GK】 5.0
ほとんど見せ場が無いまま前半で負傷交代。背中を痛めたようだが、持病の腰痛を併発させた可能性もあり、次節の出場は厳しいか。
■No.3 ドメニコ・クリッシト 【LB】 5.5
守備では及第点のプレイも、クラブで見せるアグレッシヴな攻撃参加は出し切れず。ただ、何本か良質なクロスボールを供給した点は評価。
■No.4 ジョルジョ・キエッリーニ 【CB】 6.5
繋ぎの部分ではミスがあったが、守備陣の柱として相手の攻撃をはじき返した。カンナヴァーロとのコンビは円熟の域。
■No.5 ファビオ・カンナヴァーロ 【CB】 6.5
シーズン中の不振が嘘のようなハイパフォーマンス。4年前に近い状態まで戻してきた。彼の復活なくして、アズーリの成功はなし。
■No.6 ダニエレ・デ・ロッシ 【DH】 6.5
ピルロ不在の中盤のリーダーとして組み立て、潰しの両面で存在感を発揮した。失点の一因となるも値千金の同点ゴールで帳尻を合わせる。
■No.7 シモーネ・ペーペ 【RH】 7.0
チームで最もアグレッシブに戦えていた。推進力と運動量は圧倒的でサプライズと言える活躍。レギュラーポジションを獲得しただろう。
■No.9 ヴィンチェンツォ・ヤクインタ 【LH】 5.5
後半に入り持ち味を発揮し始めるも、エリア外でのプレーが多く決定的な仕事は出来なかった。次戦ではベンチスタートの可能性も。
■No.11 アルベルト・ジラルディーノ 【FT】 5.0
覇気も無ければ体のキレも無い。ピッチ上で最も存在感のなかった選手。スポットライトを浴びるシーンがフリックオンだけでは、あまりにも寂し過ぎる。
■No.15 クラウディオ・マルキージオ 【OH】 5.0
前半こそボールに絡む仕事が出来ていたが、時間の経過とともに消えて行った。やはり、トップ下を任せるには力不足かもしれない。
■No.19 ジャンルカ・ザンブロッタ 【RB】 5.5
経験豊富なベテランらしくソツのないプレーを見せたが、仕掛けの部分で物足りなさが残った。一本だけ上質なアーリークロスあり。
■No.22 リッカルド・モントリーヴォ 【DH】 5.5
求められていた最低限のタスクはこなせたが、自分の色を出しきるまでには至らなかった。もっと積極的なプレイ選択を求めたい。