2010FIFAW杯グループF第1節のイタリア対パラグアイは、終始淀みない展開で繰り広げられたが1-1に終わった。以下は、その試合でのパラグアイ代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。

■No.1 フスト・ビジャール 【GK】 4.5

GK泣かせの公式球、スリッピーなピッチ状態にも関わらず、シュートを確実に抑え、クロス処理も安定していただけに、コーナーキックのハイボールを触れず失点した唯一のミスが悔やまれる。

■No.3 モレル・ロドリゲス 【LB】 5.5

持ち味の粘り強いディフェンスに加えてA・トーレスが退いてからはセットプレイも担当したが、全体的には無難なプレーに終始。

■No.6 カルロス・ボネ 【RB】 5.5

自慢の俊足を活かして攻守に堅実なプレーを見せたが、試合全体では押し込まれる時間帯が長く、効果的なオーバーラップは少なかった。

■No.13 エンリケ・ベラ 【RH】 6.0

持ち味の球際に激しいプレーで攻守両面に精力的に働いたが、攻撃面では技術的な力不足は否めなかった。

■No.14 パウロ・ダ・シルバ 【CB】 6.5

彼個人が特別目立つ事は無かったがアルカラスと共にゴール前の壁となり、最後まで集中を切らすことなく流れのなかからの失点は許さなかった。

■No.15 ビクトル・カセレス 【DH】 6.0

彼なりに中盤の守備的な役割を全うしたが、後半、セットプレーから同点にされた失点シーンはデ・ロッシを抑え切れなかった。

■No.16 クリスティアン・リベロス 【DH】 6.0

彼らしく個人で目立つ事は無かったが、マルティーノ戦術の基礎である"軍隊的"プレッシングを中盤で率先して行った。

■No.17 アウレリアノ・トーレス 【LH】 6.0

この試合の中盤4枚のなかでは最も攻撃面を期待されたが、流れのなかではあまり目立たず、前半には好機でシュートミスもあった。しかしセットプレーから得意の左足で貴重なアシストを記録。

■No.18 ネルソン・アエド=バルデス 【FT】 4.5

ハードプレッシングが彼の持ち味であるとはいえ、攻撃面では何も出来なかった。

■No.19 ルーカス・バリオス 【FT】 4.0

カバニャスの代役として期待され、親善試合で結果を残して先発起用を勝ち取ったが、厳しいイタリアディフェンスの前に何のインパクトも残せず途中で退いた。

■No.21 アントリン・アルカラス 【CB】 7.0

本来、レギュラー選手ではなかったが、セットプレーからカンナバーロ、デ・ロッシに競り勝つ豪快なヘディングシュートでチームに先制点をもたらし、守備面でも体を張ったディフェンスでイタリアの攻撃を跳ね返した。

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