New Zealand
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1
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0-0
1-1 |
1
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Slovakia
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ヴィテク | 50' |
得点者
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90'+3 | リード |
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FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
ヴィテク(スロバキア) | リード(ニュージーランド) |
ニュージランドvsスロバキアは、ヴィテクの1ゴールでスロバキアが勝利するかに思えたが、後半ろすたいむにセンターバックのリードがヘディングでゴールを上げ、“オールホワイツ”が土壇場で同点に。ここまで行われた試合の中で最も劇的なゲームとなった。
戦前は、スロバキアがボールを回し、ニュージーランドがそれを受ける試合展開になるかと予想されたが、蓋を開けてみるとまったく逆のものに。ヴァイス、ハムシクを中心と細かいパスワークで2、3度ゴール前に侵入するも、ニュージランドの3トップと中盤の4人が連動して、スロバキアのセンターバックとセンターハーフのライン、サイドバックとミッドフィルダーのラインを集中力を切らさずに封鎖。ボールポゼッションでは優位に立ったが、横パス、バックパスを積み重ねるのみでなかなか打開策を見つけることができなかった。
しかし、後半に入ると、ハーフタイム中にヴァイス監督に渇を入れられたのか、スロバキアが前半戦では見せなかった前からの積極的なプレッシングを施行。ニュージーランドがスイッチの入れ直しに失敗したこともあり、50分に、シェスタークのクロスボールにヴィテクが反応して先制点を奪った。試合はその後もスロバキアペースで進み、このままゲームは終わるかに思われた。だが、後半ロスタイム。完全なパワープレイに徹した“オールホワイツ”が、リードのヘディングで同点へ。ニュージーランドが初めてW杯で勝ち点を獲得するという、記念すべき日となった。