グループリーグ1順目、屈指の好カード。攻守のバランスに優れるコートジボワールが試合を押し気味に進めたが、前回4位のポルトガルも守備で粘り強さを見せ、結局、両者譲らずのスコアレスドローに終わった。下記はコートジボワール戦でのポルトガル代表の出場選手を個別に採点したものである。
■No.1 ブバカル・バリー 【GK】 5.5
危ない場面をポストに助けられたとはいえ、大きなミスはなく安定したプレー。ただ全体的にはそれほど仕事をする機会はなかった。
■No.4 コロ・トゥレ 【CB】 6.0
終盤に足を攣ってしまいプレーできない時間を作ってしまったものの、リエヂソンのスピードを抑え、中盤の組み立ても許さず、安定して守備をコントロールした。
■No.5 ディディエ・ゾコラ 【CB】 5.5
小さなミスが前半にあったものの、結果として無失点試合に貢献。ややカードを貰いそうなプレーが多かったのは気になるところ。
■No.20 ギー・ドゥメル 【RB】 6.5
右サイドを攻守に渡って支配。攻め所と守り所を押さえたバランス感覚のあるプレーで貢献。サイドバックのタスクをうまくこなしたといえる。
■No.17 シャカ・ティエネ 【LB】 6.0
正確なプレースキックは相変わらず素晴らしい。流れの中でも相手に大きなチャンスを作らせなかった。
■No.19 ヤヤ・トゥレ 【DH】 7.0
完全にゲームをコントロール。攻撃では中盤の底から前線を操り、時に前線に飛び出しチャンスを狙った。一方守備でも最終ラインの前で存在感を発揮、素早い攻守の切り替えで何度もボールを奪った。
■No.9 シェイク・ティオテ 【CH】 6.0
もう少しシュートを積極的に打っても良かったとは思うが、攻守に幅広く目立たない貢献をしたといえる。エブエほどではなかったが守備にもとても効いていた。
■No.21 エマニュエル・エブエ 【CH】 6.5
今日与えられた守備のタスクを十分以上にこなし、さらに前線にも飛び出すエネルギッシュなプレーを見せた。
■No.10 ジェルヴィーニョ 【CF】 5.5
戦術的なタスクは十分にこなしていた。狙っていた左サイドを破ったが、ブルーノ・アウヴェスとリカルド・カルヴァーリョにカバーされてゴールはならず。結果を出せなければ6点には届かないだろう。
■No.8 サロモン・カルー 【LW】 4.5
ジェルヴィーニョが左に流れることもあって複雑な役割を求められたとは思うが、ポルトガルのDFにとって脅威にはなれなかった。代表の先輩としては、若手を引っ張る賢さを見せなければいけない。
■No.15 アルナ・ディンダヌ 【RW】 5.0
右サイドを仕掛けるというタスクに従事したが、コエントロンの想像以上の頑張りに苦しんだ。ただ常に脅威となっていたことにより、コエントロンの攻撃参加を押さえる役には立ったといえよう。
■No.11 ディディエ・ドログバ 【CF】 4.5
まだコンディションが上がっていないのだろう。ゴールチャンスはあったが彼らしくないプレーであった。
■No.18 アブドゥルカデル・ケイタ 【LW】 5.5
試合終了間際の波状攻撃を演出。ゴールは奪えなかったため6点には届かないが、与えられた仕事は十分に全うしたと言えるだろう。
■No.13 エンドリ・ロマリク 【CH】 採点無し