グループリーグ5日目最後の試合、ブラジル対北朝鮮は、点差以上に力の差を見せ付けたブラジルが2-1で勝利した。以下は、その試合での北朝鮮代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。
■No.1 リ・ミョングク 【GK】 4.5
アジア予選で見せたスーパーセーブの連発は見られず。1失点目は素晴らしいシュートだったとはいえニアを抜かれてしまい、それ以外でもボールをこぼす場面が目立った。
■No.2 チャ・ジョンヒョク 【RB】 5.5
守備では非常によく走っていたが、攻撃に出た際になかなか強みを見せられなかったことと、個人技で何度か簡単にやられてしまった。ただタスクをこなしたことは評価。
■No.3 リ・ジュンイル 【CB】 6.5
鋭い危機管理でいつも以上の守備力を発揮した。思い切りの良い守備とマークの受け渡しで高い集中力を保ち、体を張ってブロックし続けた。
■No.4 パク・ナムチョル 【LH】 5.5
守備での貢献度は高く、運動量を保ちタフにハードワークを続けた。一方彼は攻撃面も期待されている選手であるが、チャンスを作れず、テセ、ヨンジョを孤立させてしまったのは相手を考えれば仕方がないか。
■No.5 リ・グァンチョン 【CB】 6.0
リ・ジュンイル、パク・チョルジン、そしてボランチのアン・ヨンハと共に、常に集中力を保って人に付き、タフに体を張った。
■No.8 チ・ユンナム 【LB】 5.5
得点を取るまでは4点の出来。チーム1のベテランながら一番試合に入れず、守備のタスクを十分こなせなかったばかりか、攻撃でもミスが多かった。しかし最後に帳尻を合わせた。
■No.9 チョン・テセ 【FT】 5.5
焦りからかやや独りよがりになるときもあった。さらに点を取れなかったストライカーに高い点を付けたくはないが、付けざるを得ない頑張りを見せた。前線からの守備も行いつつ、時に自ら強引にゴールを狙った。
■No.10 ホン・ヨンジョ 【ST】 5.0
彼の実力を知っているものからすればやや寂しいプレーに終わった。守備でもむしろチョン・テセの方が貢献していた。次戦は奮起を期待したい。
■No.11 ムン・イングク 【RH】 5.5
やや判断を誤り可能性の低いプレーになってしまうところも見られたが、持ち味の運動量と俊敏性、積極性は発揮。
■No.13 パク・チョルジン 【CB】 6.0
高い集中力を保った。他のディフェンダー陣と比べても上回るほど守備の貢献は大きかった。
■No.17 アン・ヨンハ 【DH】 6.5
もし試合が引き分けで終わっていれば、得点した選手ではなく彼をマン・オブ・ザ・マッチに選んだであろう。それほどに彼の守備は確かであった。