共に初戦を落としたため、“絶対に負けられない戦い”。試合はナイジェリアがカル・ウチェのFKで先制したが、カイタの退場で流れは一変。レーハーゲル監督の采配も実り、ギリシャが逆転で念願のW杯初勝利を手にした。下記は、ナイジェリア戦でのギリシャ代表の出場選手を個別に採点したものである。
■No.6 アレクサンドロス・ツィオリス 【DH】 5.5
カツラニスと共に攻撃面ではパスを出せたが、守備面でやや物足りなかった。
■No.8 アヴラーム・パパドプロス 【CB】 6
完全に抑えたとはいいがたいが、キルギアコスと共に最小失点にしとめた。及第点といって良いだろう。
■No.9 テオファニス・ゲカス 【FT】 6
得点こそなかったものの、得点への執念を感じさせるプレーの数々。W杯予選得点王の力を示した。
■No.10 ギオルギオス・カラグニス 【OH】 5.5
トップ下としてプレー。オンザボールよりオフザボールでの動きが目立ち、セットプレーでも正確なボールを供給した。
■No.11 ルーカス・ヴィントラ 【RB】 5.5
攻め上がりも本来の彼からすれば物足りなく、守備では何度かカメルーンの左サイドからチャンスを作らせてしまった。惜しい。
■No.12 アレクサンドロス・ツォルヴァス 【GK】 6
前半致命的な判断ミスが幾つかあったが、後半はチームを救うスーパーセーブ。失点を取り返した。
■No.14 ディミトリオス・サルピンギディス 【FT】 6.5
W杯予選プレーオフに続く貴重な同点ゴール、やはりこの男は“持っている”様だ。
■No.15 ヴァシリオス・トロシディス 【LB】 6.5
試合展開に関係なく、90分間淡々とオーバーラップを続け、鋭いクロスを上げつづけた。間違いなくチーム勝利の影の功労者と言える。
■No.16 ソティリオス・キルギアコス 【CB】 6.5
高さでは両チーム一。守備だけでなくセットプレーのターゲット役として度々ゴールを脅かした。この男がいるかいないかは大きな違いだ。
■No.19 ソクラティス・パパスタソプロス 【CB】 採点なし
イエローカードをもらうなどやや不用意な守備はあったが、戦術的な交代で前半途中に退いたことは仕方がない。
■No.21 コンスタンティノス・カツラニス 【DH】 6.0
攻撃面ではミドルシュート、パスをはじめ良いものがあったが、前がかりになりすぎたのもまた確か。バイタルエリアを不用意にしすぎた。
■No.7 ゲオルギオス・サマラス 【ST】 6.0
若干、雑な部分もあったが長身をいかしたプレーは確実に相手の脅威となった。何よりチームが攻撃的にいく“サイン”として有効に機能した。
■No.18 ソティリス・ニニス【ST】 採点無し
守備固めの投入。短時間のため割愛。