イングランド相手に堂々と戦い続けたアルジェリア。その個々の能力は、欧州トップクラスの相手にも十分通じるということを知らしめた。下記は、イングランド戦でのアルジェリア代表の出場選手を個別に評価したものである。
■No.23 エムボリ【GK】6.0
試合開始直後のハイボールの処理で危うさを感じさせ、コーナーキックでもぽろりとやった場面があったが、致命的なミスとは言えず。逆に今大会で危険なグラウンダーのボールの処理は完璧だった。
■No.2 ブゲラ【CB】6.5
押し込まれた後半は3バック全員が奮闘。足を止めずに相手に付いて行き、動いた味方のカバーにも奔走した。
■No.3 ベルハジ【LWB】6.0
ドリブルとフリーキックで技術の高さを見せた。ただ期待された決定的な仕事は出来なかった。
■No.4 ヤヒア【CB】6.5
ブゲラ、ハリシェとともに最後まで切れることなくイングランドの攻撃を弾き返し続けた。セットプレーでも存在感を見せた。
■No.5 ハリシェ【CB】6.5
ややミスはあったものの3バック全員でカバーしあった。最後まで集中力を保ち、読みも冴えた。
■No.7 ブデブズ【RW】5.0
攻撃面での期待はあったのだろうが、やや期待はずれの出来。ただ突然のスタメンなのだからそこまで多くのものを求められまい。
■No.8 ラセン【DH】6.0
動くイェブダのポジションを見ながら地味な働きに奔走した。
■No.13 マトムール【CF】6.0
結果は出せなかったしシュートも枠に飛ばせなかったが、後半攻められっぱなしにならなかったのは彼が一人で頑張っていたおかげである。
■No.15 ジアニ【LW】6.0
俊敏性と技術の高さを見せ、何度か印象的なプレーを見せた。
■No.19 イェブダ【DH】6.0
前半は戦術の鍵として職を全うし、後半は攻撃に守備にとフル稼働。結果には結びつかなかったが活躍した。
■No.21 カディル【RWB】5.5
地味ながらも前半は非常に安定したプレーでチームを支えており、攻撃にも守備にも存在感があった。後半は守り一辺倒になり、最後は運動量が切れた。
■No.22 アブドゥン【RW】5.0
守るべき時間帯に入ったと考えれば、守備も参加し一人でドリブルで仕掛けて時間を稼いだとして平均点は付けるべきだろう。
■No.17 ゲディウラ【LW】4.0
リスクを冒すべきでない時間に、無茶なシュートを何度も放ちカウンターを受ける切っ掛けとなった。エゴは発揮する時を見極めるべき。
■No.20 メスバフ【DH】採点無し
プレッシャーの掛かる場面でPKを確実に決め、チームに貴重な追加点をもたらした。