先日、日本代表をけなし続けてきた男達の文言をQolyで取りあげたところ、皆さまから予想以上の反響を頂けた。まず、この場を借りてお礼を申し上げたい。やはり、その“手のひらの返し具合”、“発言のアンチ加減”が気になるサッカーファンは多いということなのだろう。
さて、25日、日本は歴史的快挙を達成した。自国開催以外でのW杯で初めてグループリーグを突破したのだ。「試合内容がどうであれ、GLを勝ちぬいたことに意義がある」と感じた者も多かったのではないだろうか?「日本代表が勝つ」という喜びが、これほどまでに心を高揚させるものであったということを再認識出来た者もいたはずだ。もしかすると、“彼ら”もその快挙に心境が変化していっているのかもしれない。
試合を見ながらTwitterでつぶやいた、“ツンデレ親父”ことセルジオ越後氏も上記のように決勝トーナメントのパラグアイ戦を心待ちにしている様子。「日本がW杯で勝つためには、もう一度自国で開催するしかない」という独特の持論はお蔵入りか。
完全にアルゼンチン相手に名前負けし、防戦一方だった韓国代表のパフォーマンスは話の横に置き、決勝トーナメント進出を決めた彼らのナイジェリア戦での出来を大絶賛。さらに、逆にオランダ戦の日本代表を「もっとちゃんと戦ってほしかった」、「大舞台で強豪相手に戦う喜びが、伝わってこなかった」とこき下ろすなど、“反日スポーツライター”と揶揄されるほどの辛口コメントでおなじみの、杉山茂樹氏はTwitterでのつぶやきは「けっこう寒くなってきました@ラステンバーグ 約10時間前 webから」で止まっており、その後のリアクションには注目大。本大会開催前には「岡田サンが勝つか。ファンが勝つか。今回のワールドカップにはそうした側面があることは事実。だから、もし目標通りベスト4入りしたら、僕だけでなく、岡田サンのやり方に異を唱えた人は、彼にひれ伏さなければならない。ベスト16入りでも、僕はお詫びのコラムを書くつもりだ。見る目がなくてすいませんでしたと」と公言しているが、果たしてどのような謝罪コラムを書き綴るのだろうか?既に某巨大掲示板では「日本人なら恥を知り、筆を折るよね? 」、「土下座しないと納得いかないなこいつだけは許さん! 隠れてないで出てこいや! 」と辛辣な書き込みがされているが、彼らを説得できる論評を期待したい。
また、「岡田監督の更迭がなされない限り、わたしは南アフリカでの日本代表の勝利を祈れない。 むしろ、こう思ってしまう。負けろ、日本。未来のために」と爆弾発言を行っていた金子達仁氏は、オランダ戦終了後に「日本のW杯史上、最も感動的な敗北。こんな日本は、見たことがなかった。こんな日本が、見たかった。これならば、デンマーク戦も期待できる。本当ならばもっと早い段階で到達していなければいけなかった境地に、やっと日本もたどりついた。しかも、まだチャンスは残されている。さあ、決戦である」という論調を展開し、アンチ側からサポーター側へ180度方向転換済み。きっと、これまでの“反・日本代表論”は闇に葬り去り、こちらは何事もなかったのように日本代表を応援しそうだ。