下記は、ウルグアイ戦に出場した、ガーナ代表選手を個別に評価したものである。

■No.22 キングソン 【GK】 4.5

今日はこの大会が始まって以来最も安定を欠いた試合であった。フォルランのシュートも、ブレたとはいえ逆に反応してしまいゴールを許した。一番大事なときにいつもの彼に戻ってしまった。

■No.2 サーペイ 【LB】 5.5

地味ながら比較的安定したプレー。何度か危うい場面もあったものの、守備の役割は十分にこなしていたといえる。攻撃はもともとそれほど求められていまい。

■No.3 ギャン 【FT】 5.0

スピードとパワーで最初から最後までウルグアイの守備を苦しめ続け、エースとしての力は存分に見せつけたが、結局今日も決定力のなさに泣かされた。彼のおかげでここまで来られたのも事実だが、彼の失敗で勝利を逃したのもまた事実としか言えない。不運だった。

■No.4 ペイントシル 【RB】 4.5

運動量が非常に多く攻撃参加で目立つ場面は多かったが、結局クロスは精度を欠き、守備でもかなり危ういプレーが多かった。アフリカの大会でなければPKを取られていたのではないか? と思える場面も。

■No.5 ジョン・メンサー 【CB】 6.0

守備のリーダーとしてカバーリングに、チェックにと奔走。周囲のミスをカバーしながらギリギリで守備力を保たせていた。

■No.6 アナン 【DH】 6.0

今日も安定したプレー。良く動いて汚れ役をこなしつつ、攻撃に回ればプレスを受けてもほとんどボールを奪われない。

■No.7 インクーム 【RH】 5.5

前線からの精力的なプレッシャーでボールを何度も奪い、チャンスに結びつけた。74分で下げたのは勿体なかった。

■No.11 ムンタリ 【LH】 6.0

途中から出場するとパッとしないが、先発で出れば彼の「何をするか分からない」プレーは武器になる。コンディションも戻ってきたようだ。ただボールのないところの動きが極めて少ないので、アッピアーと同時にピッチに立たせたのは失敗であった。

■No.15 ヴォーサー 【CB】 4.5

強さは見せたが危険なプレーも多く、周囲に助けられた部分も多かった。身体的な能力はピカイチなのだから、もう一段上に行くには安定感の向上が求められる。

■No.21 アサモアー 【OH/DH】 6.0

シュートやクロスは精度が今ひとつで決定的な仕事は出来なかったが、戦術上のキーマンの一人だった。前半途中からボランチに移動して守備を固める役割を全う。大会を通して彼の応用力は絶対に必要な武器だった。

■No.23 K・ボーテング 【OH】 6.0

前半は縦横無尽、神出鬼没のポジショニングで、ほぼ攻撃は彼から始まっていたほどの印象があった。飛ばした分徐々に動きが落ちてきてしまったが、それは仕方のないところだろう。

(途中出場)


■No.10 アッピアー 【OH】 4.0

終始体は張っており、最後のチャンスに結びついたフリーキックも彼が取ったものだが、パフォーマンスは不満が残る。プレーエリアは広いが、カウンターの起点となるには判断が遅く、スピードも上げない、決定的なスペースにも入らないのでは、動いているうちに入らない。

■No.18 アディーアー 【FT】 5.0

試合にうまく入れずほとんど仕事はしなかったが、120分のヘッドは殊勲賞ものであった。ギャンが外してさえいなければヒーローだった。

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