下記は、ドイツ戦に出場した、スペイン代表選手を個別に評価したものである。

■No.1 カシージャス 【GK】 6.5

前半戦に何度も訪れたクロス攻撃を冷静に処理。そこで波に乗れたのか、キャッチングしてからのディストリビューションでも特長を見せてくれた。

■No.3 ピケ 【CB】 7.5

序盤戦はやや浮足立っているようにも感じたが、試合が進むにつれて、固さが取れたのか素晴らしい能力を如何なく発揮。対パワープレイでは壁になっていた。

■No.5 プジョル 【CB】 8.0

この試合で、今大会のベストパフォーマンスを見せ付けた。当試合唯一のゴールを奪っただけではなく、世界最高峰の守備者であることを再確認させるには十分の守備力も披露した。

■No.6 イニエスタ 【RWG/OH】 5.5

通常のプレイヤーであれば、この日の出来には満足感を覚えるかもしれないが、イニエスタレベルになるとこの日の仕事には不満が残る。途中でベンチに下げられてもおかしくはなかった。

■No.7 D・ビジャ 【FT】 5.5

前半6分に訪れたシュートシーンに代表されるように、機を見た飛び出しでドイツDFラインに冷や汗をかかせた。最初の決定機をものにしていれば・・・。

■No.8 チャビ 【OH/CH】 6.5

正確なボール捌きで100本以上のパスを味方に供給するだけではなく、ピッチの至るとこに顔を出す運動量も目を引いた。

■No.11 カプデビラ 【LB】 6.0

彼の仕事は及第点のクオリティーを維持すること。ドイツのラームのように、終始、的確なポジショニングを取り続け、攻守の切り替えも文句なしだった。

■No.14 X・アロンソ 【DH/CH】 7.5

勇猛果敢なチェック、的確なカバーリング、鋭いボール奪取からの展開等、特筆に値するパフォーマンスを披露。彼がこの試合で放った何本もの中長距離パスは、アートの域に達していた。

■No.15 S・ラモス 【RB】 6.5

ヤンゼンが登場した後半戦は劣勢に立たされることもあったが、ポドルスキ、ボアテンクとの対戦は完全勝利。彼の圧力がドイツの攻撃力を低下させた一要因と言えるはずだ。

■No.16 S・ブスケツ 【DH】 6.0

いつものように与えられた役割を黙々とこなした。X・アロンソとの関係が縦から横寄りになり、彼もやり易そうだった。

■No.18 ペドロ 【LWG/LH】 7.0

この試合において、ドイツになくて、スペインにあったものが彼のような存在であった。フリースペースを突く積極的なランニングでスペインのオフェンスを活性化させていた。

(途中出場)


■No.9 F・トーレス 【FT】 -

81分からD・ビジャに代わって出場。

■No.21 D・シルバ 【RH】 -

86分からペドロに代わって出場。

■No.4 マルチェナ 【DH】 -

93分からX・アロンソに代わって出場。

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