12日、2011年に行われるU-21EURO決勝大会への進出国を決めるプレーオフが終わり、8強が出揃った。
U-21ベラルーシ代表は、グループリーグを辛くも通過してきたU-21イタリア代表と対戦し、ファーストレグを2-0で落としたが、セカンドレグを3-2で勝利。よもやの大逆転で2大会連続となる本大会への出場権を獲得。“黄金世代の到来”と国内で期待を集めているU-21アイスランド代表は、グループリーグで強豪のU-21ドイツ代表を退けた実力を如何なく発揮し、合計得点4-2でU-21スコットランド代表を一蹴。監督のスヴェリソンも「本当に努力した結果、このステージに辿り着いたが、さらに上にいけるポテンシャルを秘めていると思う」とチームの将来性を語っており、決勝大会でのパフォーマンスも注目だ。
U-21イングランド代表も、U-21ルーマニア代表相手に実力の違いを見せて、順当に勝ち抜け。これまで、2007年には準決勝敗退、2009年には決勝でドイツに4-0で敗れるなど、後一歩のところで優勝を逃してきたが、悲願の王者到達に挑む。すっかりこのカテゴリーの国際大会において常連国となっている印象も強いU-21チェコ代表は、U-21ギリシャ相手に合計スコア5-0と圧勝。実現すれば、2002年以来となる優勝も目に見えてきた。
今プレーオフの中で最も注目されたU-21ウクライナ代表とU-21オランダ代表のカードは、ファーストレグでアドバンテージを得たウクライナが、セカンドレグでオランダの猛追にあった格好になったが、最終的に合計スコアは3-3。アウェイゴールで勝るウクライナが競り勝った。前述のU-21アイスランド代表と同様に、A代表へ多くの選手を昇格させており、こちらも“タレントの宝庫”と言われている、U-21スイス代表は、前回大会のセミ・ファイナリストであるU-21スウェーデン代表を寄せ付けず、2004年以来となる決勝大会進出を達成。また、この世代では最高レベルのチーム力と個人能力を擁するU-21スペイン代表もU-21クロアチア代表を簡単に打ち負かし、次のステージに進んでいる。
注目の決勝大会は、上記の7チームにホスト国のU-21デンマーク代表を加え、来年の6月に開催される。
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(筆:Qoly編集部 T)