2010年10月24日(金) - ナショナル・スポーツ・コンプレックス(ヴィエンチャン)
Laos
2
2-0
0-2
2
Philippines
スカフォン
カンラヤ
29'
41'
得点者
75'
90+4'
P・ヤングハズバンド
J・ヤングハズバンド


地元のラオスとフィリピンの一戦は互いに譲らず2-2の引き分けで終了した。上位2チーム勝ち抜けとなるレギュレーションのため、2引き分けのラオスは最終節での勝利が必須となった。もしフィリピンとカンボジアの試合が引き分けで終わった場合には、ラオスは東ティモールに3点以上の差をつけて勝つ必要がある。

試合を先行したのはラオスであった。前節とは違い、今日は最初からスカフォンを起用して縦に速いサッカーを徹底。隙あらば前線への縦パスを狙い、相手の守備が整うまでにドリブラーで仕掛けて崩すという狙いだった。機動力でDFを上回ることに成功し、ラオスの攻撃戦術は非常に機能した。

そして29分、左サイドに上がったコヴァンからのクロスを、ファーでラムナオがヘッドで折り返し、さらにスカフォンがシュートに持ち込む。力のない弾道になったものの、ゴール右隅の絶妙な位置に転がり、キーパーがなんとか掻きだすも既にラインを割っていた。先制を果たしたラオスは41分にさらに同じ起点から追加点をあげる。左サイドのコヴァンのクロスを、今度はコネカムがファーからバイタルエリアにつなぎ、ボランチの位置から上がってきたカンラヤがミドルシュート。これが決まってリードを広げた。

しかし、後半になるとフィリピンが反撃を見せる。カウンターには悩まされながらも、得意のポゼッションからのサイドアタックという戦術で2点を取り返すべく積極的にゴールに迫った。そして75分、ロングボールを放り込んだ際にP・ヤングハズバンドがキトサダに引き倒されてPKを獲得。P・ヤングハズバンドが自らそれを決めて1点差に追いつく。さらに後半ロスタイムが3分を過ぎたところ、右サイドのハーフウェーあたりからのフリーキックからP・ヤングハズバンドがヘディング。前に出てきたキーパーより先に触り、無人のゴールにシュートを決め、ラストプレイで同点に追いついた。

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