2010年11月7日(日) - エスタディオ・アクサ(ブラガ)
Braga
2
0-1
2-2
3
Beira Mar
メヨング(PK)
リマ

76'
89'

得点者
24'
52'
69'
レアンドロ・タツ
ロニー
ロニー

ブラガのホームスタジアムに乗り込んだ昇格組ベイラ・マールが大量3得点、驚きの勝利をあげた。ブラガはこの敗北で7位に転落し、首位ポルトと勝点14という大きな差を付けられてしまった。

ベイラ・マールは、相手が積極的に攻めてくると読み、逆にボールを持たせて攻めさせてカウンターを仕掛けるという戦術で望んでいた。中盤を厚く保ちスペースを潰し、ボールを奪ったらスピードがあるレアンドロ・タツ、パワーと突進力があるロニーに長いボールを送る。狙いは上がった相手サイドバックの裏のスペースである。ベイラ・マールにとっては幸いなことに、今季初出場となったクストーディオとアニーバルのポジショニングが非常に安定していなかった。結果的にベイラ・マールの強みと、ブラガの弱みが上手く合致した形となり、面白いようにカウンターが決まったのだ。

18分にレアンドロ・タツ→レナンという左サイドからの連携でアルツールの決定的なシュートを導くと、24分にもまたレアンドロ・タツが起点となってファウルを奪う。それをアルツールがゴール前に蹴り込むと、またもこれを決めたのがレアンドロ・タツ。バックヘッドでゴールに流し込み、先制点に結びつけた。 

後半になってもベイラ・マールは止まらない。52分にもカウンターから奪ったCK、右からのアルツールのクロスをニアでロニーがヘディング、リードを2点に広げる。さらに69分にもエルデルソンの軽率なキープを狙ってボールを奪い、カウンター。アルツールのスルーパスにロニーが飛び出し、鋭いシュートをゴール左に突き刺した。その後75分、89分にそれぞれ失点し1点差に詰め寄られたものの、守護神のルイ・レゴが素晴らしいセービングを続けリードを守りきった。

ブラガは先発メンバーに選んだ本来サブのクストーディオ、アニーバルの守備が機能しなかったことが大きく響いた。後半にマテウス、メヨング、アギアルと立て続けにレギュラーの選手を投入し、3バックに変更したあとはチャンスも多かった。75分には交代出場のマテウスが鋭い動きで裏を取りPKを誘った。そして89分には左サイドからリマが鮮やかなミドルシュートをファーポストに決め、力は見せつけた。しかし、結局3点も取られていては勝利は難しいということである。

 

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