2010年12月4日(土) - ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム(ジャカルタ/インドネシア)
Indonesia
6
2-0
4-0
0
Laos
フィルマン(PK)
リドワン
フィルマン
イルファン
アリフ
オクト
24'
32'
50'
61'
76'
81'
得点者














ホスト国のインドネシアが、第1節に続いてゴールラッシュ。ラオスを相手に6得点で快勝し、勝ち点を6に乗せて決勝トーナメント進出を決めた。

しかし、試合の序盤はラオスが非常に良いサッカーをしていた。最終ラインと中盤の間をコンパクトに保ち、インドネシアの強力な前線を挟みこんでボールを収めさせなかった。高い集中力を保ち、裏へのスルーパスにもきっちり反応。チームの全員が組織的で美しい守備を行っていた。

だが、それを破ったのはやはりインドネシアの強みである「個人の能力」。25分、ミドルシュートのこぼれ球を後ろ向きで拾ったクリスティアン・ゴンサレスが、強引にキトサダを降りきって反転、突破。カバーに来たセイナコネヴィエンに倒され、PKを獲得したのだ。これをフィルマン・ウティナが決めて、早い時間に試合を動かすことに成功した。そしてさらに34分、カンラヤの軽率な横パスをカットしたリドワンが、勢い良くゴールに突進。DF二人を抜いて、さらにキーパーと絡んで転倒しながら、残したボールを枠の中へと押し込んだ。

この2点でラオスの組織は崩れた。ラインをちゃんと上げることやポジショニングなど、戦術面でのやるべき事は変わらなかったが、運動量や攻撃、プレスの勢い、そしてパスの正確性、マークの厳しさががくんと落ちた。要するにチームを支えていた「集中力」が失われてしまったのである。

そして後半はインドネシアのゴール・ショウ。50分にショートコーナーを起点にフィルマンがワンツーで裏に飛び出しシュートを決め、3点目を奪取。62分にも逆サイドでワンツーを決め、イルファンが4点目のゴールをあげた。

さらに76分には、フリーキックからのイルファンのボレーがキーパーに弾かれたところを、交代出場のアリフ・スヨノがゴールに押しこみ5点目。81分にもカウンターからイルファンのスルーパスをオクトが得点に繋げた。


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