現在国際試合3連勝中。2010年は東アジア選手権で優勝し、親善試合でフランスを下した。政治的な強さも生かし多くの強豪の胸を借りることもできた中国。今回はポルトガルリーグで台頭した張呈棟(チャン・チェンドン)、王剛(ワン・ガン)は招集されず、蒿俊閔(ハオ・ジュンミン)以外は全員Cリーグ所属の選手たちとなったが、逆に言えば「馴染みのチーム」で戦術は徹底されている。
今回紹介したフォーメーションはマケドニアと戦った親善試合のものだが、ほぼ主力メンバーが固まった後に行われたため、顔ぶれはサブ中心となっている。驛恬ム(ガオ・リン)、栄昊(ロン・ハオ)、曲波(キュ・ボ)、張琳闃メiチャン・リンペン)、杜威(ドゥ・ウェイ)、楊智(ヤン・ジ)の6人はレギュラーといえるが、本番ではおそらく于海(ユ・ハイ)や鄧卓翔(デン・シュオシャン)が前線に入り、最近の中国らしいテクニックも加わってくるだろう。
特にここのところ好調を続けている鄧卓翔は注目。東アジア選手権では8番を付け、日本戦にも出場した左利きの若手攻撃的MFだが、フランスから勝利をもぎ取った試合でもゴールを上げるなど勝負強さも見せ、エースナンバー10を背負って大会に望む。チームの状態はいいとはいえ、FW陣はやや頼りない。攻撃の中心である鄧卓翔の出来が浮沈の鍵を握るだろう。
No. | 名前(Name) | 所属クラブ | |
---|---|---|---|
GK | 1 | ヤン・ジ (Yang Zhi) |
北京国安 |
12 | ガン・チェン (Guan Zhen) |
江蘇舜天 | |
22 | ゼン・チェン (Zeng Cheng) |
河南建業 | |
DF | 2 | リ・シャオペン (Li Xuepeng) |
大連実徳 |
3 | ワン・キャン (Wang Qiang) |
長沙金徳 | |
4 | チャオ・ペン (Zhao Peng) |
河南建業 | |
5 | ドゥ・ウェイ (Du Wei) |
杭州緑城 | |
13 | リュ・ジャンイェ (Liu Jianye) |
上海東亜 | |
17 | チャン・リンペン (Zhang Linpeng) |
長沙金徳 | |
20 | ロン・ハオ (Rong Hao) |
杭州緑城 | |
23 | リ・ジャンビン (Li Jianbin) |
成都謝菲聯 |
|
MF | 6 | チョウ・ハイビン (Zhou Haibin) |
山東魯能泰山 |
7 | チャオ・シュリ (Zhao Xuri) |
陝西宝栄 | |
8 | ハオ・ジュンミン (Hao Junmin) |
シャルケ04(GER) | |
10 | デン・シュオシャン (Deng Zhuoxiang) |
山東魯能泰山 | |
11 | キュ・ボ (Qu Bo) |
陝西宝栄 | |
14 | ワン・ソン (Wang Song) |
杭州緑城 | |
15 | ユ・タオ (Yu Tao) |
上海申花 | |
16 | ファン・ボウェン (Huang Bowen) |
北京国安 | |
19 | ヤン・ハオ (Yang Hao) |
北京国安 | |
21 | ユ・ハイ (Yu Hai) |
陝西宝栄 | |
FW | 9 | ヤン・シュ (Yang Xu) |
遼寧 |
18 | ガオ・リン (Gao Lin) |
広州恒大 |