第六回～　エールディビジ編（2）

前回に引き続き、今回もオランダのエールディビジからお勧めのドリブラーを紹介しよう。

日本代表MF本田圭佑も在籍したVVV。このチームは他所から良質な人材を見つけてくるのが巧いが、アンラバト（元オランダU-21代表）、アアアウィ（オランダ）らに続いて彼らが見つけてきたのがポルトガル人ウイングのジョルジュ・シュラだ。ポルトの下部組織出身だがご多聞にもれず？トップチームでの出場はゼロ。09/10シーズンはポルトガルの下部チームであるトゥリゼンセにレンタルされていた。ディオゴ・ヴィアナに続くポルトからのポルトガル人路線はオランダには異色のコネクション、VVVらしいといえるだろう。

このシュラ、売りは切れ味のあるドリブルで、その鋭さは“山羊座の黄金聖闘士"のエクスカリバー顔負け？オランダ国内の中継では「まるでクリスティアーノ・ロナウドの様だ」とべた褒めされているが、細かく足を高速回転させちょこまかちょこまかと駆けずり回るスタイルはきわめてメッシ的であり、日本人的であるといえる。正直言って、174cmという公称サイズは非常に怪しい。U-20代表にも選出されており、同チームのディオゴ・ヴィアナ（ポルトガルU-20代表）と共に3年後のW杯でポルトガル代表の両翼を担っていてもおかしくはないだろう。

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