2011年1月10日(月) - ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
0
0-3
0-1
4








得点者
13'
25'
45+2'
65'
ケイヒル
キューウェル
ホルマン
ケイヒル


強豪が苦戦した昨日の試合と違い、本日はチームの力の差が大きく出る結果となった。オーストラリアが格下のインドを4-0と一蹴し、順当に勝ち点3を奪取した。

オーストラリアは相手を個人の能力で上回っただけでなく、戦術でも非常に統制が取れていた。一番近い味方とは少ないタッチでボールを回し、機を見て遠いポジションに居る選手に長いパスを送り攻撃の決め手とする、という約束事が徹底されていた。細かいパス回しを囮にし、マークが外れた遠い選手を使う。相手が比較的前に出てきてくれたこともあり、この攻撃システムが完璧に機能。ダイナミックなサッカーを展開し、相手を翻弄した。そのおかげで両ボランチが上がりすぎる必要もなく、カウンターにも比較的安定して対処することができた。

そして12分に先制点を奪取。ウィルクシャーがスルーパスを送り、右サイドの奥にエマートンが飛び出してクロス。飛び込んだケイヒルがゴールに決めた。さらに25分には、左から右に広く展開し、最後はウィルクシャーからのパスを受けたキューウェルがミドルシュートを放つ。正確にコントロールされたボールはゴール左隅に吸い込まれ2点目。前半ロスタイムにもエマートンのクロスからホルマンがヘディングで得点。前半のうちに3点のリードを奪い試合を決めた。

後半に入ってもオーストラリアのペースは続く。さらに65分にもウィルクシャーのフリーキックからケイヒルがヘディングを決め、リードを4点に広げた。大量リードを奪ったことからやや気の抜けたプレーも出たものの、結果的には最後まで失点をすることなく、終始優勢を保った。

インドは序盤にロングボールから少し攻めることができた時間もあったが、相手のファーポストへのクロスやミドルレンジのパスに対処することが出来ず、結果的には積極的に出たことが裏目に出た格好となった。失点を重ねたことで、ボールホルダーに対するプレッシャーも徐々に緩くなってしまい、全く試合をコントロールすることが出来ずに終わった。

(筆:Qoly編集部 K)




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