2011年1月10日(月) - アル=ガラファ・スタジアム
2
1-0
1-1
1
ク・ジャチョル
ク・ジャチョル
39'
52'
得点者
86'

アイシュ(PK)



オーストラリアがインドに大勝したことに続き、韓国もバーレーンに対して順当に勝利を収め、波乱のない一日となった。2-1と得点差は最小ながら、内容ではほぼ一方的な展開と言っても良い試合だった。

序盤から韓国は積極的に攻撃を仕掛けていった。バーレーンが慣れと共に守備を改善させては来たもののの、8分にアンカーを務めていたフセイン・ババが負傷でピッチを去ったことからバランスを崩し、付け入る隙を産み出してくれた。代わりに入ったラケアがアンカーの仕事を全うできず、少し揺さぶられたり仕掛けがあったりすると、中央のマークを外してくれたのだ。韓国は堅さからかややサポートが安定しなかったものの、イ・チョンヨンやク・ジャチョルの仕掛けやチャ・ドゥリの上がりで守備を揺さぶり、弱点を狙った。

そして40分、キ・ソンヨンがバイタルエリアからシュート性のボールを前線に送ると、これがゴール前のど真ん中でフリーになったク・ジャチョルに通る。前を向いてシュートを放つと、相手の選手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれていった。

リードを得て後半に望むことができた韓国は「堅さ」が抜け、さらにチームの機能性を高める事に成功する。前半はやや固定的だった2列目が非常に自由に動くようになり、そこに両サイドバックが素早く絡んでくる。中央でもサイドでも、早くサポートが来ることによってスピードある展開が可能となり、面白いようにバーレーンの守備を切り裂いていった。

そして53分に追加点を奪取する。この試合初めてイ・ヨンピョから決定的なクロスが入り、ファーでイ・ヨンレが落とし、チャ・ドゥリが強烈なミドルシュートを放つ。GKが弾いたところにク・ジャチョルが詰め、リードを広げることに成功した。

83分には一瞬の隙からカウンターを受け、アイシュのスルーパスから裏に飛び出したアル=ダキールとカク・テヒが交錯。PKを与えて失点してしまった上にカク・テヒが退場となってしまったものの、その後も混乱することなく冷静に戦った。特に前線のイ・チョンヨン、パク・チソン、交代出場のヨム・ギフンがボールを収めてキープし、相手の反撃をシャットアウトした。

(筆:Qoly編集部 K)




【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介