2
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0-0
2-1 |
1
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バカエフ バカエフ |
46' 49' |
得点者
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58' |
B・バニ=ヤシン |
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決勝トーナメントという重要な舞台を迎えるに当たって、勇敢にも5人のメンバーを入れ替えてきたウズベキスタンが2-1でヨルダンに競り勝ち、セミファイナルに駒を進めた。
グループリーグとは違う3-5-2のフォーメーションを組んだウズベキスタンは、前半はあまりいい流れとは言いがたかった。前に人数をかけて攻め、ヨルダンの強力な前線を押し下げてリスクを抑えたいという部分においてはそれなりに成功していた反面、攻撃では機能していなかった。ポストを狙うバカエフの下にゲインリフとジェパロフが位置するため、ゴールに向かって飛び出す選手がおらず、中央での縦の関係が生まれない。そのため全て高い位置を取るウイングバックからのチャンスメイクになったが、バカエフやゲインリフが入ってくるのが遅く、攻めている割にチャンスに結びつくことが少ない内容だった。
しかし後半の開始からまもなく、ウズベキスタンは瞬く間に得点を重ねることに成功。再開から僅か数十秒でジェパロフのフリーキックをバカエフがゴールに決めて先制すると、その3分後にも追加点を奪取。カウンターから前線で縦パスを収めたゲインリフが左サイドにスルーパス。飛び出してきたハサノフが低いクロスボールを送り、それに詰めたのはまたもバカエフ。ポストを狙いすぎた前半と違い、ゴールに向かって早く動き出すことを重視した後半は彼の活躍が目を見張った。
58分にはコーナーキックからアブ=ハシュハシュのヘディングを許し、キーパーが弾いたところをバニ=ヤシンに詰められ失点し、その後も何度かピンチは迎えた。しかしカウンターを常に狙い、押し込まれ続けることを防いだことで守るだけの展開にはならず。逆にチャンスも多い内容であった。前述のバカエフの動きも効果的に働き、二つ目の失点を受けることはなく試合終了まで粘り切った。
敗退したとはいえ、対するヨルダンの健闘も光った。オダイを肉離れで欠いた前線はやや迫力不足であったが終始頑張りを見せてチャンスを生み出し、守備では体を張ったコンタクトプレーと献身的な走りでファイトし続けた。後半最初の立て続けの失点さえなければ勝利の可能性もあったことを考えれば悔しい試合となったが、技術の低さを闘志でカバーした情熱的なサッカーは多くの人を惹きつけた。結果は出なかったものの、記憶に残るチームとして語り継がれることだろう。
(筆:Qoly編集部 K)