歴代アジア王者ツꀀVol.3ツꀀ- 2007年 イラク代表
(アジアカップ2004 in タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア4ヶ国共催)
No. | 名前(Name) | 所属クラブ | |
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GK | 1 | アーメド・アリ | アル=ザウラー |
22 | ノール・サブリ・アッバス | メス・ケルマン (イラン) |
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23 | モハメド・ガシード | アル=ショルタ | |
DF | 2 | ジャシム・ゴラム | アル=ウィーダ (ヨルダン) |
3 | バシム・アッバス | ネジメー(レバノン) | |
4 | ハルドゥン・イブラヒム | メス・ケルマン (イラン) |
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12 | ハイダル・アブドゥル・ラザク | アル=フセイン (ヨルダン) |
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14 | ハイダル・アブドゥル・アメル | アル=ファイサリー(ヨルダン) | |
15 | アリ・レフェマ | アルアリ・トリポリ (リビア) |
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20 | ナビール・アッバス | ナジャフ | |
MF | 5 | ナシャト・アクラム | アル=シャバブ (サウジアラビア) |
6 | サリー・サディール | アル=アンサル (レバノン) |
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7 | アリ・アッバス | アル=クワ | |
8 | アーマド・アブド・アリ | アル=ザウラー | |
11 | ハワル・ムラ・モハメド | アポロン・リマソル (キプロス) |
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13 | カラル・ジャシム | アル=ワクラ (カタール) |
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18 | マーディ・カリム | アルアリ・トリポリ (リビア) |
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19 | ハイタム・カディム | アルビル | |
24 | クサイ・ムニール | アルビル | |
FW | 9 | モハマド・ナセル | タラバ |
10 | ユニス・マフムード | アル=ガラファ (カタール) |
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16 | アーマド・ムナジェド | アル=アンサル (レバノン) |
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17 | ルアイ・サラー | ペルセポリス (イラン) |
VS | スコア | 得点者 | |
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GL第1戦 | タイ | △1-1 | マフムード |
GL第2戦 | オーストラリア | ○3-1 | N・アクラム、 H・モハメド、 ジャシム |
GL第3戦 | オマーン | △0-0 | |
準々決勝 | ベトナム | ○2-0 | マフムード×2 |
準決勝 | 韓国 | △0-0 (PK4-3) |
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決勝 | サウジアラビア | ○1-0 | マフムード |
2007年アジアカップ優勝イラク代表は1986年に1度W杯の優勝経験があるもののアジアでも強豪とは言いがたい存在だった。だが、過去にはアジアでの大会で滅法強く、1982アジア大会、1979、1984、1988ガルフカップを優勝。中東の“古豪”と呼んでもいいだけの実績を誇っている。
チームの核は中東のチームには珍しい組織的に整備された戦術にあると言える。DFラインを比較的高く保ち、中盤でプレッシャーをかけてから前線の個人技に託すスタイルは中東の個人技と欧州の戦略性を併せ持っていると言えなくもない。整備されたチームには良い人材が揃う。FWのユニス・マフムードは10代の頃からA代表に名を連ねイマド・ムハンマド(当大会ではメンバー外)とのコンビで有名な選手だ。ゲームを作るのはMFのナシャト・アクラム。こちらは17歳の頃からA代表でプレー、186cmの体躯としっかりした技術を併せ持つ欧州向けの存在で2009年にはオランダでもプレーを果たしている。
2007年のアジアカップ優勝を前に2004年のアジアカップでもベスト8に進出、同年の五輪で4位に輝く若手が揃ったチームで1970年代生まれの選手は僅か1人しかいない。勢いにのせると怖いチームであるチームでと言えるが、このメンバーの下地はさらに4年さかのぼる。2000年のAFCU-19チャンピオンシップでは優勝を果たしているのだ。この時のメンバーが中心となり10代からA代表でプレー、他にもMFハワル・モハメド(オーストラリア戦で得点)、DFアッバスらが一貫してメンバーに選出されている。イラクといえばサダム・フセイン政権下で代表戦の試合で負けると鞭打ち刑・・といった悪い噂が耐えなかったが、上記のAFCU-19チャンピオンシップでイラクは5回も優勝を果たしており(対して日本は一度も優勝経験がない)、メンバーのほとんどは海外でプレーする隠れた育成王国ともいえるのだ。
試合終了後に宗教の派閥を超えて全選手が喜ぶ姿が報道された。石の上にも7年、確かな育成は宗教や人種を超えて実を結んだのである。
(筆:Qoly編集部 Q)
歴代アジア王者 Vol.1 - 2004年 日本代表 (アジアカップ2004 in 中国)
歴代アジア王者 Vol.2 - 2000年 日本代表 (アジアカップ2000 in レバノン)