2011年2月5日(土) - スタッド・ルート・ドゥ・ロリアン(レンヌ)
Rennes
1
1-0
0-0
0
Paris Saint-Germain
ブラヒミ 19'
得点者


先週ソショーに大量5失点を受け、屈辱の敗北を喫したレンヌ。しかし今週はその悔しさを振り払うように、好調時のパフォーマンスを彷彿とさせる精力的なプレーを見せた。上位のパリ・サンジェルマンを1-0で退け、3位に浮上した。

試合開始直後からレンヌの勢いは明らか。前線からの激しいプレスでボールを奪うと、素早く縦にパスを入れ、前線のドリブルとスピードで一気に崩しにかかる。特に先週急遽キーパーを務めることになったテティ、先週メンバーから外れたモンターニョ、左サイドのブラヒミが良いプレーをした。

テティはマケレレの稚拙な技術を利用してボールを奪い、そしてネネー、ティエネ、マケレレ、ボドメルの間に入り込み何度も攻撃の起点となった。モンターニョは入ってくるパスを収めてキープし味方に繋げ、ブラヒミは切れ味鋭いドリブルで守備陣を切り裂く。そして、19分にバイタルエリアでマケレレを抜いたブラヒミがミドルシュートをゴール右隅に沈め、先制点を奪取した。

それに押されたパリ・サンジェルマンは、攻守ともに苦しむ試合となった。プレスをかわすためボドメルとオアローという高さのある選手にロングボールを入れたが、裏のスペースを相手のスピードあるDFに潰された。そしてポストワークのこぼれ球を拾うためにジュリとネネーが中に絞りがちで、2人の高さをヘディングシュートという形で生かせず「強みがゴールに直結しない」展開になっていた。

後半になるとマークされていない2列目のシャントームが前線に飛び出すようになり、何度かチャンスを生み出したもののゴールを奪えず。終盤には攻撃的にならざるを得ず、逆にカウンターに苦しめられて沈黙した。

パリ・サンジェルマンは前述の「強みがゴールに直結しない」ことが重い足かせとなった。オアロー、ボドメルの高さは必ず力を発揮し、単純に2度のロングスローからどちらも決定機を作っているほどだ。しかし試合を通して、彼らにヘディングでシュートを打たせるようなパスはほとんど入ってこなかった。明らかに相手を苦しめているポイントがあったにも関わらず、結果に結びつける形で生かせなかったのである。

(筆:Qoly編集部 K)

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい