7日、イングランドのカンファレンス・サウス(=実質6部) ハヴァント&ウォータールーヴィル対ドーチェスター戦で起きたワンシーン。
ピッチに乱入した不届き者をなぎ倒し捕まえたドーチェスターのプレーイングマネージャー アシュリー・ヴィッカーズ(Ashley Vickers)に突きつけられたのは無情のレッドカード。その後、さらに2人の退場者を出しチームは1-3で敗戦。
憤懣やる方ないといったヴィッカーズは試合後に
『唖然として言葉も出ないよ。ピッチを走り回るアイツを警備員を捕まえられなかった。(あの行為は)親切心だったのに』
『ゲームを再開するためにアイツを捕まえることしか考えてなかった。捕まえて地面に叩きつけたことに警備員は感謝してたよ。でも、信じられないことにレフリーは自分を退場にした』
『あとから考えれば、しちゃいけなかったことかもしれない。でも、それは後付だよ。私は磔にされるでしょうが、私は忍耐強いよ』
一方、乱入した ハヴァント&ウォータールーヴィルのファンはサッカー協会から不正行為で告発された。
『ちょっとしたジョークだったんだ、日曜に地元のパブで軽く賭けた。警備員はノロマだったけど、ヴィッカーズには完璧にやられた。強く叩きつけられた時ピッチにどこにいるのかわからなくなった。だって、まさかタックルされるとは思わなかったからね』
ドーチェスターがビッカーズに対する退場処分撤回を求めるかどうかは、これからのようだ。
ストリーカーがどんな目にあっても構わないとは思わないが、あんなことをされて腹の立たない選手はいないなずだ。確かにハードアタックだったが、警備員がもっと迅速に対応してさえいれば違ったはず。いくら警備の緩いアマチュアリーグだとしても・・・。
(筆:Qoly編集部 I)