―いよいよサッカーライター界からの熱き応援が始まる―

あの未曾有の震災が起こってから一カ月余り・・・。「サッカーメディア界が出来ること」をテーマに、サッカー界の最前線で活躍する、多士済々の顔ぶれが結集したことで誕生したのが電子書籍「サッカーのチカラ」である。

Qoly編集部も微力ながら参加させて頂き、4月某日、出版元である東邦出版の編集長である中林良輔氏にインタビューする機会を得た。(以下、Qoly編集部=Q、中林氏=N)


Q:この度は大変お世話になりました。まずは、「サッカーのチカラ」のご紹介をお願い致します。

N:東日本大震災の被災地支援のためにサッカーメディア界の人間が垣根を越えて総力を結集して生まれた チャリティー企画です。電子書籍のタイトルと著者名をあわせて「サッカーのチカラ 縲廡OOTBALL WRITER'S AID縲怐vと いうプロジェクト名にさせていただきました。総勢107人のサッカー界を代表する書き手が集い、共通テーマである「サッカーのチカラ」についてそれぞれの 価値観や考え方、思いをぶつけてくれています。

Q:「何かしたい」と思ってから行動に移るまでが難しいものですが、この壮大な企画が生まれた経緯を教えてください。

N:地震発生直後の週末(13日)に「サッカーライターを集めて何かチャリティー企画ができないか?」 とライターのミカミカンタさんからお電話をもらったのが発端でした。個 人的にも何か力になりたいとサッカーに関わるチャリティーのアイデアをいくつか考えていたなかで、賛同者がいてくれるのであればその案でいこうと進むべき方向性が明確になりました。

Q:震災以来、“自粛モード”が増加している傾向ですが、反対意見などはありませんでしたか?

N:この点はとても慎重に、「賛同してくれる方のみ協力して欲しい。違う考え方をお持ちの方ももちろん尊重する」という伝え方でお願いしたので、特に面と向かっての反対意見はありませんでした。

Q:さて、見どころの一つとして、総勢107名に及ぶ、ライター陣の豪華さを挙げないわけにはいけませんが、“参加者集め”は大変だったのではないでしょうか?

N:電子書籍の奥付(最後のページ)を見てもらえるとわかりますが、本企画は協力者も豪華です。専門誌編集長や大手ウェブサイトのサッカーの担当者などなど。僕ひとりの力で107人全員を集められたわけではなく、執筆者としてではなく関わってくれた猛者たちの協力があってこそでした。

Q:編集されていた際に何か感じたことがあれば、是非お聞かせください。

N:100人を超える方が同じテーマについて書いているにも関わらず、全然内容がかさならないというのには驚きました。たとえ同じ試合・物事について書いてあった場合でも書き手によって全然印象が違うのだなと。すべての原稿に関して編集作業をしながら、いち読者としてもとても楽しませていただきました。

Q:制作に携わる人間が増えれば増えるほど、「ネタ被り」というリスクは高まりますが、各ライターと細かいテーマ決めはされなかったのでしょうか?

N:もちろんネタ自体がかぶっているものも多少はありますよ(笑)。ただ、書き方や視点が全く違うので、107のすべての作品を読者の皆さんも新鮮に感じられると思います。逆に僕の頭の中で107の作品を事前にかぶらずにテーマ分けするほうが難しいです(笑)。皆さんそれぞれサッカー業界で書き手として確固たるポジションを築いている方々なので、そのポジショニングから生み出される作品を107も集まれば、そうそう偏った内容になることはないだろうと考えていました。そのため得意分野を生かしてほしいとは皆さんにお願いしました。

Q:最後に、読者の方々へメッセージをお願い致します。

N:本企画は制作費ゼロで運営しているチャリティー企画のため広告宣伝費はありません。そのためサッカーを愛する皆様にぜひともご協力をいただきたいと考えております。ぜひ本電子書籍をご一読いただき、さらに書評・ツイッター・フェイスブック・ブログなどで取り上げていただけると幸いです。「サッカーを愛する人のチカラ」を信じて1万ダウンロード(約1000万円寄付)を目指したいと考えております!!

表紙はカバーイラスト&デザインは サッカーイラストレーターの五島聡氏!


サッカーメディア界が総力を上げた大作「サッカーのチカラ」の発売日は今月22日(金曜日)。

サッカーファンは是非ご一読を!!

(筆:Qoly編集部 T)

【関連リンク】

◆「サッカーのチカラ」の詳細(外部リンク)

◆ご購入はこちらから!!(外部リンク)

【厳選Qoly】U23アジア杯で韓国を撃破!近年評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら