マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されているインテルMFヴェスリー・スナイデルの代役として、アーセナルのMFのサミール・ナスリの名前が浮上した。ナスリはアーセナルとあと1年の契約を残しており、近日にも契約を延長するか否か決断すると言われており、その動向が注目されている。

インテルはナスリの動向を注視しており、スナイデルがユナイテッドへの移籍を希望した場合、代役としてナスリの獲得をトップターゲットとして考えているという。なお、アーセナルはナスリと契約延長合意する可能性を模索しており、ヴェンゲル監督もナスリは必要不可欠と考えている模様だ。

<編集部評>

以上は『Daily Mail』にて報じられたニュースであるが、「スナイデルの代役にナスリは?」という提言に近いだろう。ユナイテッドのファーガソン監督がスナイデルに興味を抱いているのは公然の事実だが、インテルがスナイデルを放出するには、代役として最低でも同等もしくはそれ以上の選手を連れてこなければならない。契約延長に至っていないナスリは「ちょうど良い代役候補」ではあったかもしれないが、現時点でスナイデルほどゲームを支配する能力を有していない。現時点でインテルが追っているのは、セスク・ファブレガスやカルロス・テベスなどの大物選手。彼らを獲得する為の資金確保として考えればスナイデルの売却も考えられなくはないが、転換期とはいえ3冠の要であり、まだ26歳でこれからキャリアの絶頂を迎える選手を容易く手放すとは考えられないからだ。ナスリが若く将来性のある選手である事は間違いないが、スナイデルの代役としてナスリの獲得に動く事は、セスク、テベスを狙うインテルにとって「プランB」への方針転換を意味するだろう。

(筆:Qoly編集部 N)


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