今季のCLベスト16で激突したトッテナムとミランの間にトレードの噂が浮上している。トッテナムは元アーセナルのマチュー・フラミニの獲得を検討しているという。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ミランは現在トッテナムとブラジル人MFのサンドロについて交渉しており、オファーの中にフラミニを織り交ぜているという。ミランは中盤の強化を狙っており、サンドロは彼らにとって理想的な人材と同紙は語っている。

フラミニがホワイト・ハート・レーンへ移籍する事になるとすれば、それは大きな話題となるだろう。彼が元アーセナルの選手であるだけではなく、チャンピオンズリーグでの対戦時に行ったタックルでトッテナムのチョルルカが負傷しているからだ。

<編集部評>

フラミニのプレミアでの実績を考えると、移籍の可能性はゼロではない。しかし、CLの出来事やその後の彼の言動からすれば、なかなか実現しづらいように感じる。イタリアからの発信というのも、用意に呑み込む事ができない一因だろう。

また、ミランのアッレグリ監督としてはフラミニの放出は望んでいないハズだ。今季のフラミニはしばしば怪我で離脱したものの、中盤のアンカー、左右のインサイドハーフで起用され、アグレッシブな働きを見せた。攻撃面での物足りなさは感じるものの、老兵の多いミランの中盤で一際目立つ運動量を見せていた。レギュラーではないが指揮官の信頼は厚い。

しかし、フラミニにとってはこの移籍は新しいきっかけになるかもしれない。ダイナミックでチームに貢献できる選手だが、「3センターシステムにようやく慣れた」という感が強く、ダブルボランチでこそ輝く選手の様に感じる。ミランに留まって歳月を過ごすよりも、慣れ親しんだプレミアでのプレーの方が彼にとって得策となる可能性も否定はできないだろう。

(筆:Qoly編集部 N)

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