現在、メキシコ代表はゴールドカップに参戦中だが、その最中、衝撃的なニュースが報じられた。同代表の5選手がドーピングテストで陽性反応が出たのである。
現地メディアによると、陽性反応が出た選手は、フランシルコ・ロドリゲス、アントニオ・ナエルソン(シーニャ)、クリスティアン・ベルムデス、エドガル・ドゥエニャス、ギジェルモ・オチョアの五名で、彼らの陽性反応は、「クレンブテロール」という、呼吸器系疾患の治療に用いられる気管支拡張薬。実際に彼らがその薬を服用していたわけではないことから、代表ドクターのセラーノ氏も「5人もがいっせいに同じ薬物に陽性反応を示すのは食事以外に考えにくい」と説明し、大会前に食べた牛肉や鶏肉を介して摂取されたものであると言われているが、同薬品は、筋肉増強剤としても使われることもあるだけではなく、一種の麻薬としても代用されることがあるため、出場停止処分が言い渡される格好となった。
なお、この検査は、メキシコ代表が独自で行ったものであり、大会側からの出場停止処分はないため、主催者側に「負傷離脱の際の追加招集ルールを適用出来るかどうか」を確認中で、チームから離脱した5名の選手はロサンゼルスで二度目の検査を受ける予定とのこと。
(筆:Qoly編集部 T)