バレンシアは13日、今年1月に4年半契約で獲得し、シーズン終了まで前所属のリールにレンタルしていたフランス代表センターバック、アディル・ラミの入団会見を行った。
この席で発表されたのが、今月頭にバレンシアと契約したJoma製のファン向けユニフォーム、“La Senyera”である。「セニェーラ」とは中世の時代、最盛期にはスペイン東部からギリシャまでの地中海広域を支配したアラゴン連合王国のシンボルカラーで、カタルーニャやバレンシアなどでは現在も州旗に使われている、黄色と赤のストライプのこと。バレンシアの人々にとっては非常に馴染み深い色であるため1970~90年代にアウェイモデルとしてよく使われており、近年でも2004-05シーズンに「セニェーラ」モデルが採用され、好評を博した。
#21 AIMAR、そして「TOYOTA」のロゴが懐かしい、2004-05アウェイモデル。
バレンシア州旗(右)を模した、黄・赤・青の組み合わせが基本。
今回、今月末に予定されている2011-12モデルの発表が前倒しになったのかとも思われたが、どうやらそうではなく、あくまで「セニェーラ」復活を望んでいたバレンシアニスタのために用意されたシャツのようだ。
発表前に公開された「セニェーラ」のPV。マリオ・ケンペスなども登場。
(筆:Qoly編集部 O)