2011年6月29日(水) - エスタディオ・ウニベルシタリオ(モンテレイ)
Japan
6
4-0
2-0
0
New Zealand
石毛
石毛
早川
コルヴィー(OG)
南野
早川
20'
22'
32'
41'
56'
80'
得点者














決勝トーナメント1回戦に臨んだU-17日本代表はニュージーランドに快勝。終始試合を優勢に進め、大量6得点を奪って完膚無きまでに叩きのめした。

元々ニュージーランドは、失点数こそ少ないが、サイドは各試合で何度も破られており、引いて凌いだだけで守備力が高いというチームではなかった。またフル代表に見られるようなハイボールでの強さもなく、GLでの戦いを見ても比較的中途半端なチームであった。今日は本来はボランチのエッジをトップ下にいれ、守備力を高める狙いはあったようだ。

しかし、日本はそんな相手に対してテクニックで優位に立ってボールを一方的に回し、弱点であるサイドを利用して得点を量産した。中に入れて、外で裏を取って攪乱し、さらにセンターバックの裏を取る形が大きく機能した。

20分にコルヴィーからボールを奪った石毛が角度のない場所からシュートを放ち、キーパーの頭上を越えるループで先制。さらにその2分後、望月のスルーパスから左を早川が飛び出してクロス、石毛がゴールに押し込み2点目。

32分にも右サイドの裏に石毛が飛び出し、切り返しでコルヴィーをかわしてシュートに持ち込む。センターバックの寄せが早くブロックされるも、こぼれ球を早川が蹴り込んで3点目。前半終了間際にも望月のクロスがオウンゴールを誘って追加点。前半で4点ものリードを奪った。

後半はニュージーランドが4-1-4-1に変更してきたが、劇的に試合のペースを変えられることはなかった。セーフティーリードを得ていたこともあって多少落ちるのは仕方がない。また後半に投入された鈴木武蔵が試合に馴染めなかったという事項もあった。しかしそれでも日本が優勢というパワーバランスには変化なし。

56分には松本のスルーパスから室屋が左サイドを飛び出し、今大会まだ得点がない南野にプレゼントパスを送って5点目を奪取。そして80分、左サイドにチェンジしていた南野がバイタルエリアに送り、受けた秋野が縦にパス。中央にポジションを取っていた早川が裏に飛び出し、だめ押しの6点目を決めた。

ベスト8進出を決めた日本は、7月4日の日本時間8:00にブラジルとの大一番を迎える。

ツꀀ

なお、他の試合の結果は以下の通りとなった。

● ウズベキスタン 4-0 オーストラリア 【得点:マフスタリエフ(11')、ハキモフ(40')、チャップマン(66' OG)、ヤルベコフ(89')】

● ブラジル 2-0 エクアドル 【得点:アデミウソン(16')、レオ(87')】

● コンゴ 1-2 ウルグアイ 【得点:ビンガラ(53') / マキシミリアーノ・モレイラ(65')、ガストン・シルバ(86')】


(筆:Qoly編集部 K)

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