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ここ1年間では7選手をイングランド代表に送り込み、8月10日に予定されていたオランダとの親善試合には5選手が招集されたマンチェスター・ユナイテッド。彼らのイングランドサッカー協会(以下FA)に対する貢献度は言うまでもなく、今やイングランド代表メンバーおけるユナイテッド所属選手の占有率は4割近くを記録している。

だが、「FAの態度はその事実を無視しているようだ」と怒りを覚えているのがサー・アレックス・ファーガソン。先日、記者から「ユナイテッドから多くの選手がイングランド代表に選ばれているが・・・」と話を振られた際に、不満を噴出させた。

「素晴らしいことだ。ある日、FAは気が付くだろうね。どこのクラブが、世界中のどのクラブよりも多くの代表プレーヤーを彼らの国に送り込んでいるかという答えにね」

「そして、おそらく、我々がこの国でいかに重要なクラブであるかということも気が付くだろう。我々をクソのように扱う代わりに・・・」

「だが、我々は選手たちのことは嬉しく思う。彼らは代表チームに相応しい人材だからね。彼らは本当に優れた選手たちだ」

しかし、なぜ代表チームの話題から突如としてFAに矛先が向けられたのだろうか。無理やりにも話題を転換させたように感じるが、これは積りに積もった彼の鬱憤が生んだものだ。

今年5月、昨季の話だが、彼はFAに5試合のベンチ入り停止処分と3万ポンドの罰金を言い渡された事件を覚えている方は多いだろう。それは、主審のマーティン・アトキンソンに暴言を吐き、さらに、以前にはアラン・ワイリーに対して「試合を裁ける準備が出来ていない」と発言するなど、彼が起こした数々の問題行動に対して与えられた結論だった。

さらに、シーズンを遡れば、トラブルの数は枚挙に暇がない「サー・アレックス」。今後もFAとの対決姿勢は続きそうだ。

(筆:Qoly編集部 T)

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