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2011年9月2日(金) - 埼玉スタジアム2002
Japan
1
0-0
1-0
0
DPR Korea
吉田
90+4'
得点者




ブラジルで開催される2014年ワールドカップまで、あと2年半あまり。アジアではほかの地域に先駆けて本格的な予選がスタート。日本は北朝鮮をホームに迎えて初戦に望む。堅い守備に苦しめられたものの、後半ロスタイムという土壇場で吉田がヘディングを決めて、何とか勝利をもぎ取ることに成功した。

キックオフからしばらくは北朝鮮のプレスにやられる場面が見られた。パク・ナムチョルとリ・チョルミョンが長谷部と遠藤を潰しにかかってきたため、チームとしてボールをちゃんと運べるようになるまで少し時間がかかった。

北朝鮮の最初の勢いが落ちてくるに従って、日本は徐々に下がり目に留まる遠藤を中心にポゼッションを高めた。しかしなかなかゴール前で決め手を作れない。相手がすぐさま下がってコンパクトなブロックを作るようになり、岡崎や李、柏木などに当たってプレーさせない守備に移行していたからだ。カウンターを受けることはほとんどなくなったものの、点も取れない状況に。

サイドは抉れるが、中が堅い。李と中盤との縦の関係がうまく作れず、縦パスからの鋭い連携は一、二回程度。負傷で離脱した本田の代役に抜擢された柏木は、きついディフェンスの中でボールを受けるために下がらされ、かといって本田ほどキープできず。時にトップから少し下がった位置でシュートチャンスを得たが、2度の右足のシュートは枠を外してしまった。

日本の攻撃がようやく効果を現し始めたのは後半。キックオフから徐々に柏木がトップ下から外れ、かなり早いタイミングで香川が中に入ってきて李と縦の関係を形成。60分には清武を投入、香川を本格的に中央に移した。守備面ではそれ相応のリスクを背負ってカウンターを受けるようになったが、攻撃では70分に投入されたハーフナー・マイクの高さも加わって、ようやく縦パスからの中央の進出力、ゴール前での強さが生まれてきた。さらに、83分には北朝鮮に退場者が出て有利な状況となる。

そして試合終了間際、足が止まった北朝鮮に対して波状攻撃。まずは遠藤の左CKから今野のミドルシュートがクロスバーに直撃。その直後にも再び香川のヘディングが枠ぎりぎりに飛んだがリ・ミョングクのスーパーセーブで得点ならず。

しかしロスタイム3分が経過したところでついにネットを揺らすことに成功する。右サイドの深い位置で長谷部がキープし、後方にパス。スペースが与えられた清武がクロスに持ち込むと、吉田がフリーでヘディング。最後の最後で勝ち点3を奪取することに成功した。


【予備】

(筆:Qoly編集部 K)

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